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by movie4life
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英国王 給仕人に乾杯!

1963年、チェコスロヴァキアのプラハ。共産主義体制の監獄から、ヤン・ジーチェが出所する。居住許可を貰ったズデーテン地方の山中の廃屋で、ビールのジョッキを発見した彼は、給仕人として生きた自分の人生を振り返る。
1930年頃、駅でソーセージを売るヤンは、ある紳士に払うべきお釣りを渡しそびれる。そして、田舎町のホテルのパブで給仕人見習いから出発し、あの時お釣りを渡しそびれた、ユダヤ系の行商人のヴァルデンの引き立てで、富豪たちの別荘「チホタ荘」で働き始める。ふとしたきっかけで、「チホタ荘」を去ることになったヤンは、プラハ最高の「ホテル・パリ」の給仕に雇われる。そこで、給仕とは何かを神技のように示す給仕長スクシーヴァネクに出会い、「私は英国王に給仕した」と言われたヤンは、彼を尊敬するようになる。
しかし人生はドンデンがえし。
1938年にドイツがズデーテン地方を併合する。と同時に、ヤンは自分より小柄な、それまでチェコでは少数民族のドイツ人だったズデーテンの少女リーザに宿命的な恋をする・・・。

本作品では、20世紀のチェコ現代史が、幸運と不運のドンデンがえしの、ヤンの人生を通して軽やかに描かれていく。愛と死が同居する人生を過ごした、若いヤン役のイヴァン・ヴァルネフの演技は、チャプリンを思わせる。
現実が悲惨であるが故に、より軽やかに、よりユーモアを持って、この作品を描いたイジー・メンツェル監督の手腕は見事である。
評価:★★★★★
>>公式サイト
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by movie4life | 2009-02-23 00:00 | ア行