ナチュラル・ボーン・キラーズ
2009年 05月 22日
マロリーとその恋人のミッキーは、マロリーに幼い頃から性的虐待を加えてきた父親と、それを見て見ぬふりをしてきた母親を殺し、ルート666をひた走る。ゲームのように殺人を重ねる彼らは、いつしかマスコミによってヒーローに仕立てられていた。2人を捕らえ自分の名を売りたい刑事、独占インタビューを目論むTVキャスターたちが彼らを追うのだった・・・。
52人殺害の連続殺人鬼ミッキー&マロリー・ノックスの凶行と、彼らを取り巻くメディア社会の狂気を描いた問題作。
ミッキー役のウディ・ハレルソンと、マロリー役のジュリエット・ルイスが、殺人を繰り返す2人を演じている。ルイスは、本作のような奔放な役を演じると、見事にハマった演技を見せてくれる。
ゲール役のロバート・ダウニー・Jrが彼らを執拗に追うTVキャスターを演じている。特に物語後半のキレた演技は印象的である。
それ以外には、キャグネッティ役のトム・サイズモアが2人を逮捕して自分の名を売りたい暴力刑事を、マクラスキー役のトミー・リー・ジョーンズがサディスティックな刑務所長を、それぞれ演じている。
クエンティン・タランティーノによる原案をオリヴァー・ストーンが脚本・監督した作品。(しかし、タランティーノ自身は、ストーン監督の演出した本作をあまり気に入っていないらしい。)
1990年代のアメリカの犯罪状況と、それを執拗に報道するメディアを風刺的に描きつつ、普通のフィルム映像から、TV映像、モノクロのホームムービー、アニメーション、実際のニュース映像などの断片的な映像により、観客たちをMTVのようなポップな映像体験へと誘っている。
監督の深ーい(?)メッセージ性を感じることなく、ただ不快感だけを感じた観客も多かったのでは、という感想を持った作品。
評価:★★★★★
ナチュラル・ボーン・キラーズ 特別版 [DVD]
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52人殺害の連続殺人鬼ミッキー&マロリー・ノックスの凶行と、彼らを取り巻くメディア社会の狂気を描いた問題作。
ミッキー役のウディ・ハレルソンと、マロリー役のジュリエット・ルイスが、殺人を繰り返す2人を演じている。ルイスは、本作のような奔放な役を演じると、見事にハマった演技を見せてくれる。
ゲール役のロバート・ダウニー・Jrが彼らを執拗に追うTVキャスターを演じている。特に物語後半のキレた演技は印象的である。
それ以外には、キャグネッティ役のトム・サイズモアが2人を逮捕して自分の名を売りたい暴力刑事を、マクラスキー役のトミー・リー・ジョーンズがサディスティックな刑務所長を、それぞれ演じている。
クエンティン・タランティーノによる原案をオリヴァー・ストーンが脚本・監督した作品。(しかし、タランティーノ自身は、ストーン監督の演出した本作をあまり気に入っていないらしい。)
1990年代のアメリカの犯罪状況と、それを執拗に報道するメディアを風刺的に描きつつ、普通のフィルム映像から、TV映像、モノクロのホームムービー、アニメーション、実際のニュース映像などの断片的な映像により、観客たちをMTVのようなポップな映像体験へと誘っている。
監督の深ーい(?)メッセージ性を感じることなく、ただ不快感だけを感じた観客も多かったのでは、という感想を持った作品。
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by movie4life
| 2009-05-22 00:07
| ナ行