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by movie4life
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チョコレート・ファイター

日本人ヤクザの父マサシとマフィアの女だったタイ人の母ジンとの間に生まれた娘ゼン。自閉症の彼女は並外れた身体能力で、ビデオで一度観たアクションをすぐに自分の技にしてしまうことができた。
美しく成長したゼンはある日、母が末期の白血病に冒されていることを知る。多額の治療費を工面するため、母がかつて金を貸した男たちから、金を回収してまわろうとするのだが・・・。

「マッハ!」「トム・ヤム・クン!」で、世界中をムエタイ・アクションムービーの虜にしたプラッチャヤー・ピンゲーオ監督が3年ぶりに放つアクション映画。
ゼン役の“ジージャー”ことヤーニン・ウィサミタナンは、体力をつけるために11歳からテコンドーを習い始める。彼女が「七人のマッハ!!!!!!!」のオーディションを受けたところ、ピンゲーオ監督の目に留まり、基礎訓練に4年の歳月を費やして、本作でデビューを飾ったという。
ゼンの父マサシ役で、日本から阿部寛が出演し、派手な日本刀での格闘シーンを演じている。
ゼンの母ジン役の“ソム”アマラー・シリポンが、女手一つで娘を育て、大病を患いながら終始勇敢な母親役を演じている。

一見華奢なジージャーが、ノースタントで繰り広げるアクションは必見である。「マッハ!」がムエタイをベースとした映画だったのに対し、本作はテコンドーをベースとした足技中心の映画であった。
また、「マッハ!」が「光」とすれば、本作は「影」とも言える、どこかグロテスクで悲壮感漂う作品に感じた。それは、本作の敵役が「肉切り包丁」や「日本刀」「拳銃」で武装して戦いを挑んでくるため、「マッハ!」のような「素手」対「素手」の己の肉体を駆使した戦いがメインではないことが、理由の一つではないだろうか。

しかし、言葉を発さないゼンが、愛する母親のため、いくら傷つこうがひたすら戦い続ける姿は、それだけで感動的である。
「肉体が言葉を凌駕する!」、そんな魂を揺さぶるアクション映画であった。
評価:★★★★
>>公式サイト
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by movie4life | 2009-05-30 00:02 | タ行