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by movie4life
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ウェディング・ベルを鳴らせ!

セルビアの農村で、祖父ジヴォインと気ままに暮らすツァーネは、ある日、自分の死期を悟った祖父から3つの約束を言い渡され、ひとりで町は行くことになる。その約束とは、
1.牛を売って、そのお金で聖ニコラスのイコン(聖画像)を買うこと。
2.好きなお土産を買うこと。
3.花嫁を連れて帰ること。
都会に驚くのも束の間、ツァーネは美女ヤスナに一目ぼれ。あの手この手で花嫁にしようと追いかけるがそこには町を牛耳るマフィア、バヨの陰謀が・・・。

花嫁探しに都会にやって来た少年の珍道中を、軽快な音楽に乗せて描くエミール・クストリッツァ監督によるラブ・コメディ。
ツァーネ役のウロシュ・ミロヴァノヴィッチが、田舎から来た純朴な少年を伸び伸びと演じている。
ヤスナ役のマリヤ・ペトロニイェヴィッチは、本作が映画デビュー作である。彼女の魅力的な笑顔には、ツァーネでなくても一目ぼれしてしまう!
祖父ジヴォイン役のアレクサンダル・ベルチェクは、クストリッツァ監督の「ライフ・イズ・ミラクル」に続く出演である。煙突から突き出る潜望鏡や家の周りの巨大な落とし穴など、発明品の数々は見ているだけで楽しい。
マフィアのボス、バヨ役をクストリッツァ監督作品の常連、ミキ・マノイロヴィッチが演じる。町に世界貿易センタービルの建設を企む、彼の相変わらずの怪演は見物である。

「黒猫・白猫」以来のドタバタ喜劇となる本作は、主演2人のハッピーエンドに向かって、ノンストップで突き進むポジティブなエネルギー溢れている。クストリッツァ監督は、農村と都会、牧歌的な田舎での生活と物に溢れた都会での生活、そんな対比への想いも込めて、本作を撮影したという。
しかし、そんなメッセージ性はともかく、単純明快な婚活ストーリーが、とにかく楽しい!

悲惨なボスニア紛争を経たセルビアで、本作のような幸福感いっぱいの映画が撮影されたことが、私には何よりも嬉しく感じられた。
評価:★★★★
>>公式サイト
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by movie4life | 2009-06-08 00:07 | ア行