おすすめ映画のレビュー・批評やランキングを紹介します!!過去に観た映画のレビューも追加していきます。お楽しみに!


by movie4life
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カテゴリ:ア行( 61 )

鬼が来た!

↓↓↓2009/08/15 UP↓↓↓
第二次世界大戦末期、中国・華北の寒村。ある夜、マーの家に「私」と名乗る拳銃を持った男が訪れて、麻袋を2つ押しつけていく。1つには日本兵の花屋が、もう1つには中国人通訳トンが入れられていた。マーは彼らを晦日まで預かるように脅されたのだが、約束の日を過ぎても「私」は現れない。村人たちは彼らの扱いに戸惑いつつも、次第に心を通わせていき・・・。

日本侵略下における中国人と日本人の関係を、ときにユーモラスに、そして凄惨に描いたチアン・ウェン監督・主演作品。
マー役のチアン・ウェンが、突然の災難に困惑する男を演じている。
花屋役の香川照之は、捕虜としての滑稽さと、兵隊としてに残忍さを見事に熱演している。

前半のほのぼのとした展開に対して、後半の日本軍と村人たちとの宴会シーン。このシーンでの「何かが起こりそうな一触即発の雰囲気」が観る者に異様な緊張感を与えている。
虐殺シーンには目を覆いたくなる。しかし、これは戦時中の日本人の行為であって、戦後の日本人である私たちには到底考えられないと言い切れるだろうか。
過去・現在・未来を通じ、日本人も中国人も関係なく「鬼」という内なる狂気を秘めた「人間そのもの」を描いた作品だと私は感じた。
2002年度 キネマ旬報ベストテン 第3位。
評価:★★★★
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by movie4life | 2009-08-15 00:01 | ア行

ある子供

20歳の青年ブリュノは、定職にも就かず盗品売買でその日暮らしの生活を送っていた。そんなブリュノは、18歳の恋人ソニアが産んだ自分の子供を、深い考えもなしに闇の組織に売り捌いてしまう・・・。

若年層の失業率が20%に達するベルギーの、大人になれない青年の日常を描き、2005年カンヌ国際映画祭のパルムドール大賞を受賞した作品。
ブリュノ役のジェレミー・レニエが、何事にも無責任な青年役を演じている。
ソニア役のデボラ・フランソワが、映画初出演ながら、母性に目覚めていく母親役を好演している。

ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ兄弟のシンプルだが緊張感ある映像から、観客は目が離せなくなる。特に、ブリュノの無計画で行き当たりばったりの行動からは、片時も目が離せなくなる。そして、自分たちの未来が不確かなものであることを初めて認識するラストシーンに、深い感動を覚えずにはいられない。
2人の無限の可能性を信じたいと感じる、美しいラストシーンであった。
2005年度 キネマ旬報ベストテン 第4位。
評価:★★★★
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by movie4life | 2009-07-31 00:01 | ア行

インサイド・マン

ダルトン・ラッセル率いる4人の銀行強盗が、白昼のマンハッタン信託銀行を急襲、従業員と客を人質に取り立てこもる。事件発生の連絡を受け、NY市警のフレイジャーとミッチェルが現場へ急行。しかし、周到な計画のもとに行動する犯人グループを前に、フレイジャーたちも容易には動きが取れず膠着した状態が続く。一方、事件の発生を知り激しく狼狽する銀行の取締役会長アーサーは、ニューヨークでも指折りの弁護士マデリーン・ホワイトを呼び出すと、ある密命を託して、現場へと送り出すのだった・・・。

「マルコムX」「モ’・ベター・ブルース」の監督・主演コンビ、スパイク・リーとデンゼル・ワシントンがタッグを組んだクライム・サスペンス。
フレイジャー役のデンゼル・ワシントンが、犯人グループと息詰まる心理戦を展開する捜査官を演じる。
ダルトン役のクライヴ・オーウェンが、頭脳明晰な犯人役をスタイリッシュに演じていて格好いい。
マデリーン役のジョディ・フォスターが、やり手の女弁護士を余裕たっぷりに演じている。
アーサー役のクリストファー・プラマーが、会長役をただならぬ雰囲気を漂わせて演じている。

クライヴ・オーウェンの独白シーンから始まる本作は、人質に1人の犠牲者も出さずに、完全犯罪を成し遂げてしまう。特に、タイトルにヒントが隠された、カタルシスいっぱいのラストが素晴らしい。
また、スター俳優たちのお互いを引き立てあう演技が、作品の質を高めている。
R・A・ラフマーンのリズミカルなインド音楽も、作品に絶妙なスパイスを与えている。

私自身、久しぶりに観たスパイク・リー監督作品で、本作のような映画も撮れるということに正直驚いてしまった。
やっぱり、脚本がよく練られた映画は面白い!超おすすめのサスペンス映画である。
評価:★★★★
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by movie4life | 2009-07-24 00:05 | ア行

愛を読むひと

1958年、ドイツ。15歳のマイケルは、年上の女性ハンナと激しい恋に落ちる。ハンナはマイケルに本の朗読を頼み、いつしかそれが2人の愛の儀式となる。しかし突然ハンナは姿を消してしまう。
8年後、衝撃の再会が待っていた。法学生のマイケルが傍聴した裁判で見たのは、戦時中の罪に問われるハンナだった。彼女は「ある秘密」を守るために、不当な証言を受け入れて無期懲役となる。
裁判から10年、マイケルは刑に服すハンナの朗読者になることを決意していた。彼はなぜ、ハンナへの愛を本に託すことしかできないのか?自由を犠牲にしてまでも、ハンナが守る「秘密」とは?

ベルンハルト・シュリンクの世界的ベストセラー「朗読者」を、スティーヴン・ダルドリー監督が映画化した愛の物語。
ハンナ役のケイト・ウィンスレットは、本作でアカデミー賞主演女優賞を受賞した。収容所の看守としての過去を持ち、物語の重要な伏線となる「秘密」を抱えたハンナという女性の、36歳からの30年間にわたる人生を熱演している。
マイケル役のレイフ・ファインズが、初恋のトラウマから抜け出せず、ハンナに献身的な愛を捧げつつも彼女の過去を受け入れられない男を演じている。
青年時代のマイケル役のデヴィッド・クロスが、ハンナと肉体を通して結ばれた恋に溺れ、再会後は彼女の秘密と過去に苦悩する青年を好演している。

ハンナが自分の生死に変えても隠したい「秘密」について、そこまで隠す必要が映画鑑賞中は理解できなかった。しかし、ダルドリー監督へのインタビューより、実際に同じような社会的ハンディを持つ人の中には、家族にも知られず一生を過ごした人もいるとのことで、大変驚かされた。

さて、この映画での最大のポイントは、ハンナの裁判でマイケルが下した「選択」だと思う。
彼は、ハンナへの愛から、命に変えても「秘密」を守ろうとする彼女を裏切れなかったのだろうか。
それとも、彼女を説得して「秘密」を告白させることで、自分が引き受けなければならないものの重さにたじろいだのだろうか。
私は、ハンナがナチズムの名のもとで犯した罪への「怒り」から、マイケルは「あの選択」を下したのだと感じた。それは、マイケルがかつてのユダヤ人の収容所を1人で訪れるシーンからも明らかだと思う。

確かにハンナは加害者である。戦後世代のマイケルには、老いたハンナと面会するに及んでも、ドイツの過去、ハンナの過去を受け入れることができていなかったのだろう。

だが、「人が人を裁く」のではなく、「法が人を裁く」のである!

それは、裁判員制度が始まった日本においても同じだと思う。
決して、「愛」や「怒り」から人を裁いてはいけないのである。
ドイツと同様、戦後が続く日本に生まれた私にも、色々と考えさせられる映画であった。
評価:★★★★★
>>公式サイト
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by movie4life | 2009-07-05 00:03 | ア行

夫たち、妻たち

マンハッタンに住む大学教授のゲイブ・ロスと美術関係出版社に勤めるジュディ夫妻には、親友のジャックとサリー夫妻がいる。ある夜、会食の席上で、彼らはジャックたちから離婚を打ち明けられる。この話に動揺したロス夫婦は、自らの愛情問題を見直すことになる。やがて、それぞれの前に魅力的な異性が現れて・・・。

2組の夫婦の葛藤を描きながら愛の本質を見つめた、ウディ・アレン監督・主演作品。
ゲイブ役をウディ・アレンが、ジュディ役をミア・ファローが演じている。
ジャック役を、「愛と哀しみの果て」などの監督で知られるシドニー・ポラックが演じている。
サリー役のジュディ・デイヴィスが、夫と新しい恋人との間で揺れる妻を熱演している。
ゲイブが興味を抱く生徒レイン役のジュリエット・ルイスの存在感ある演技も印象に残る。

激しいセリフのやりとりと、手持ちカメラでのリアルな映像を駆使したドキュメンタリー風のタッチで、2組の夫婦の愛の崩壊と再生を描いている。
本作完成後に、長年の公私にわたるパートナー関係に終止符を打った、アレンとミア・ファローが皮肉にも夫婦を演じている。さらにその破局後に、アレンが中国系養女と結婚するというエピソードも、本作を彷彿とさせているようで興味深い。
評価:★★★★★
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by movie4life | 2009-06-30 00:12 | ア行

ウディ・アレンの影と霧

1920年代、ヨーロッパのとある町で、連続殺人事件が発生した。折り悪く、町にサーカス団がやってくる。女芸人アーミーは、浮気した恋人のピエロとケンカ別れしてサーカス団を飛び出し、娼館に転がり込む。そこで、一途な大学生ジャックに抱きたいと迫られ、渋々承知する。だが、アーミーは娼婦として警察に検挙されてしまう。そこで、うだつのあがらない事務員クライマンと出会い、2人の間には奇妙な友情が芽生える。ところが、ひょんなことからクライマンに連続殺人犯の容疑がかかり・・・。

ミステリアスな連続殺人事件と、それに巻き込まれた人々の人間模様を描いたウディ・アレン監督・主演作品。
クライマン役をウディ・アレンが、サリー役をミア・ファローが演じている。
ピエロ役をジョン・マルコヴィッチ、ピエロの浮気相手役をマドンナ、娼婦役をジョディ・フォスター、キャシー・ベイツ、リリー・トムリン、ジャック役をジョン・キューザックと、豪華なキャストが共演している。

アレン監督が、完璧なセットと陰影に満ちたモノクロ撮影で、フリッツ・ラングらドイツ表現派の映像美に挑んだ野心作。
ミステリーというか、コメディというか、不条理劇というか、ジャンル分けするのが難しい作品であり、あえてジャンル分けするならば、やっぱり「ウディ・アレン監督作品」ということになるのだろう。
評価:★★★★★
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by movie4life | 2009-06-29 00:11 | ア行

インテリア

ニューヨーク近郊ロングアイランド。海岸沿いに見るからにモダンな白い家を構える実業家アーサーは、高名なインテリア・デザイナーの妻イブと結婚30年をむかえ、長女レナータ、次女ジョーイ、三女フリンの3人の美しい娘たちも、それぞれ巣立っていた。ある日、アーサーが家族の前で、イブとの別居話を告白する。ショックを受けた、イブは自殺未遂を起こす。一方、3人の娘の前に、アーサーが連れてきた女性パールは、イブとは違う不思議な個性の持ち主だった。あらためて、夫と妻、親と子の関係を問いただす彼らは・・・。

ウディ・アレン監督が、初めて笑いを排したシリアス・ドラマを手掛けたことで話題となった作品。
長女レナータ役をダイアン・キートンが、次女ジョーイ役をメアリー・ベス・ハートが、三女フリン役をクリスティン・グリフィスが演じる。

イングマール・ベルイマン監督の影響を色濃く感じる作品(というか、ベルイマン監督の作品かと間違えそうになる作品)。
イブが出がけた「インテリア」のような、一見完璧な家族が崩壊していく様子を、緊張感を持たせながら描ききっている。
観る人を選ぶ映画ではあるが、「家族」というものを考える上でも、おススメしたい映画である。
1979年度 キネマ旬報ベストテン 第5位。
評価:★★★★
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by movie4life | 2009-06-22 00:03 | ア行

アニー・ホール

うだつの上がらないスタンダップ芸人、アルビーは、テニスクラブでアニーと知り合い、意気投合する。2人はすぐに同棲を始めるが、次第に相手の嫌な部分が目に付くようになる。2人は精神分析医に相談し溝は埋まったかに見えたが、そんなある日、アニーがプロの歌手トニーに歌を誉められる。そして、2人は別居を決意し、アニーはカリフォルニアへと飛ぶのだった・・・。

ニューヨークを舞台に、都会に生きる男女の恋と別れを、ウディ・アレン監督が上質な情感を込めつつもコミカルに描き、アカデミー賞作品賞・監督賞ほか主要4部門を受賞したラブ・ストーリーの傑作。
アルビー役のウディ・アレンが、離婚歴のあるノイローゼ気味のユダヤ人を演じている。
アニー役のダイアン・キートンは、本作でアカデミー賞主演女優賞を受賞している。本作の彼女の笑顔はとにかくキュートである。キートンは、アレン作品のミューズとして、この後も彼の数本の作品に出演している。
歌手トニー役でポール・サイモンが、アニーの弟役でクリストファー・ウォーケンが、パーティのゲストの1人にジェフ・ゴールドブラムが、そしてアルビーの新しい恋人役でシガーニー・ウィーヴァーが出演しているのも、今見れば楽しい。

登場人物の心の言葉を字幕で挿入したりするユニークな演出も随所に見られるが、描かれているのは普遍的な恋愛物語である。男と女が出会い、愛し合い、やがて出会ったころの情熱は失われ、別れが訪れる。そんな、どこにでもある恋愛が描かれていることが、本作がいつまでも愛される所以であろう。
ちなみに、アレンが本作のアカデミー賞の授賞式を欠席し、マンハッタンのクラブで得意のクラリネット演奏をしていたというエピソードは有名である。
1978年度 キネマ旬報ベストテン 第10位。
評価:★★★★
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by movie4life | 2009-06-19 00:02 | ア行
セルビアの農村で、祖父ジヴォインと気ままに暮らすツァーネは、ある日、自分の死期を悟った祖父から3つの約束を言い渡され、ひとりで町は行くことになる。その約束とは、
1.牛を売って、そのお金で聖ニコラスのイコン(聖画像)を買うこと。
2.好きなお土産を買うこと。
3.花嫁を連れて帰ること。
都会に驚くのも束の間、ツァーネは美女ヤスナに一目ぼれ。あの手この手で花嫁にしようと追いかけるがそこには町を牛耳るマフィア、バヨの陰謀が・・・。

花嫁探しに都会にやって来た少年の珍道中を、軽快な音楽に乗せて描くエミール・クストリッツァ監督によるラブ・コメディ。
ツァーネ役のウロシュ・ミロヴァノヴィッチが、田舎から来た純朴な少年を伸び伸びと演じている。
ヤスナ役のマリヤ・ペトロニイェヴィッチは、本作が映画デビュー作である。彼女の魅力的な笑顔には、ツァーネでなくても一目ぼれしてしまう!
祖父ジヴォイン役のアレクサンダル・ベルチェクは、クストリッツァ監督の「ライフ・イズ・ミラクル」に続く出演である。煙突から突き出る潜望鏡や家の周りの巨大な落とし穴など、発明品の数々は見ているだけで楽しい。
マフィアのボス、バヨ役をクストリッツァ監督作品の常連、ミキ・マノイロヴィッチが演じる。町に世界貿易センタービルの建設を企む、彼の相変わらずの怪演は見物である。

「黒猫・白猫」以来のドタバタ喜劇となる本作は、主演2人のハッピーエンドに向かって、ノンストップで突き進むポジティブなエネルギー溢れている。クストリッツァ監督は、農村と都会、牧歌的な田舎での生活と物に溢れた都会での生活、そんな対比への想いも込めて、本作を撮影したという。
しかし、そんなメッセージ性はともかく、単純明快な婚活ストーリーが、とにかく楽しい!

悲惨なボスニア紛争を経たセルビアで、本作のような幸福感いっぱいの映画が撮影されたことが、私には何よりも嬉しく感じられた。
評価:★★★★
>>公式サイト
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by movie4life | 2009-06-08 00:07 | ア行

青いパパイヤの香り

1951年、サイゴン。10歳の娘ムイが奉公人として、ある資産家の家へやって来る。何もせずただ楽器を楽しむだけの父と布地屋を営む母、社会人となった長男と2人の幼い弟たち、それに嫁に口うるさい祖母。ムイは、先輩女中のティーに教えられながら、食事の世話から一家の雑事を懸命にこなしていく。そんなある日、長男の友人クェンが一家を訪れ、ムイは彼にほのかな恋心を抱くようになる。やがて時は流れて10年後、長男は結婚し、ムイは暇を出されて、今度はクェンの家で奉公することになる・・・。

ドキュメンタリー出身のベトナム系フランス人、トラン・アン・ユン監督の初監督作品。
少女時代のムイ役のリュ・マン・サン、成人後のムイ役のトラン・ヌー・イェン・ケー、2人の艶やかな黒い髪が官能的で美しく、この作品にえも言われぬ彩りを与えている。
水や光の輝き、昆虫や草木の息遣い、ベトナムの蒸し暑さが幻想的に映し出され、これら全てがフランスのスタジオにセットを組んで撮影されたことに驚かされる。
ストーリーそのものよりも、映像の美しさを堪能する作品。
評価:★★★★★
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青いパパイヤの香り ニューマスター版 [DVD]

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by movie4life | 2009-06-01 00:01 | ア行