おすすめ映画のレビュー・批評やランキングを紹介します!!過去に観た映画のレビューも追加していきます。お楽しみに!


by movie4life
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カテゴリ:ア行( 61 )

硫黄島からの手紙

「硫黄島の戦い」を描く2部作の日本編。
日本側の視点での硫黄島の激戦の物語は、アメリカ留学経験のある栗林中将の硫黄島への着任から始まる。兵士の命を尊重する栗林中将と、家族への愛を忘れない一兵卒の西郷、玉砕を強要する上官など、様々な軍人像が描かれる・・・。

この映画でも、クリント・イーストウッド監督の視点に揺るぎはなく、平和への思いが掻き立てられる。
2006年度 キネマ旬報ベストテン 第2位。
評価:★★★★
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by movie4life | 2009-05-31 00:17 | ア行

アウトロー

南北戦争末期のある日、農夫のジョジー・ウェールズは、突然現われたテリル大尉率いる北軍直属の一隊に妻子を殺されてしまう。怒りに燃えるジョージーは、銃を携えてフレッチャーら率いる反逆団に加わり復讐に立ち上がる。しかし、間もなく戦争は終わるが、テリルの策略にはめられた仲間の多くが殺されてしまう。その難を逃れたジョージーは独り、インディアンの土地をさすらう。彼は、道中でチェロキー族のローンや美しい女性ローラと出会い、共に旅を続けていく。だがその一方で、執拗にジョージーの行方を追うテリルと命を助けられテリルの部下となったフレッチャーたちの影が徐々に迫っていた・・・。

南北戦争後の西部に生きた男の半生を描いたクリント・イーストウッド監督・主演の意欲作。
ジョージーは7丁の銃を持ち、「1人の軍隊」と呼ばれていた。当時の拳銃は雷管式のため、弾薬の詰め替えに時間がかかり、1人で多数の敵と戦うには何丁かの銃を携える必要があったのだ。
マカロニ・ウエスタンで物理的リアリズムを学んだ、イーストウッドならではのユニークな発想の作品。
フレッチャー役のジョン・ヴァーノンとの、ラストシーンが印象的。
評価:★★★★★
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by movie4life | 2009-05-31 00:01 | ア行

ウォール街

一攫千金を夢見る若き証券マンのバドは、貧乏人から巨万の富を築いた成功者ゲッコーを、いつか追い抜いてやろうという野望に燃えていた。父の勤める航空会社の情報をゲッコーに流したことによって、バドはゲッコーに気に入られる。そして、彼から情報の収集と生かしかた、株の売買のコツなどを教えこまれる。ゲッコーの期待に応え、実績をあげていくバドは、いつしかインサイダー情報を利用した違法行為も辞さないようになっていく・・・。

オリヴァー・ストーン監督が、世界経済の中心地「ウォール街」を舞台に、スリリングなマネー・ゲームを描いた作品。
バド役のチャーリー・シーンが、違法行為で莫大な報酬を手に入れながら、人生の真実に目覚めていく若き証券マンを好演している。
ゲッコー役のマイケル・ダグラスは、本作でアカデミー賞主演男優賞を受賞している。金の魅力に取りつかれた、非情な辣腕ビジネスマンを貫禄たっぷりに演じている。
バドの父カール役を、チャーリー・シーンの父であるマーティン・シーンが演じている。本作での親子役で、映画初共演が実現した。

ストーン監督の父親が株式仲買人だったこともあり、「ウォール街」の描写は非常にリアルである。
当時、高校生だった私が、初めて「インサイダー取引」という言葉を知ったのが、この作品だった。
未熟だった若者が、クライマックスで恩師と対決して、最後に一泡吹かせるという展開が痛快!。
評価:★★★★★
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by movie4life | 2009-05-19 00:03 | ア行
19世紀後半の清代末期、太平天国の乱が勃発。自分の部隊を全滅に追いやられた清朝軍の将軍パンは、失意の中で荒野を彷徨う。そんな時、運命の女リィエンと出会い、一夜を共にする。翌朝、盗賊団のリーダー、アルフとウーヤンに出会い、盗賊団の過酷な生活を目の当たりにする。動乱の時代を生き抜くには朝廷側に従軍することが最善と訴えるパン。運命を共にする証として、3人は義兄弟の契り「投名状」を結ぶのだった・・・。

太平天国の乱での実話を基に、男たちの友情と裏切りをダイナミックに描き、2008年度の香港電影金像奨の作品賞、監督賞など、主要8部門を受賞した歴史アクション・ドラマ。
ジェット・リーが、夢と野心に溢れる将軍パン役を演じ、香港電影金像奨の主演男優賞を受賞した。派手なアクションシーンを控え目に、憂いのある将軍役を熱演している。
アンディー・ラウが、仲間を愛する生まれながらのリーダー、アルフ役を演じている。
金城武が、忠誠心溢れる純粋な男ウーヤン役で、最後まで「投名状の契り」を守る重要なキーマンを演じている。パンとアルフの間で苦悩する、深みのある演技が印象に残った。
シュー・ジンレイが、パンとアルフを同時に愛する運命の女リィエンを演じている。
アクション監督のチン・シウトンの演出は、ワイヤー・アクションなどは封印して、あくまでもリアルな戦争を描いており、登場人物たちの人間ドラマをより盛り上げている。

恋愛映画の達人、ピーター・チャン監督の作品だけに、3人の個性豊かなキャラクターが見事に描かれている。ただし、2人の男を惑わすことになるリィエンには、全く感情移入できなかった。いまいち、このキャラクターの描きこみが不足していたように思う。
全体の感想としては、「投名状の契り」に運命を翻弄される3人の物語と思いきや、実は朝廷の3大臣の掌の上で3人が踊らされていただけだったことがわかると、鑑賞後は寂しい気持ちになった。

あと、映画のストーリーとは関係ないが、
「なぜ、2007年製作の本作が、レッドクリフが大ヒット中のこのタイミングで公開されたのか?」
「なぜ、エンディングテーマを、日本公開版だけTHE ALFEEにしたのか?」
の2点は疑問に感じた。配給会社には、それなりの「大人の事情」があったと思うが、「よい興行成績」につながったのだろうか?
評価:★★★★★
>>公式サイト
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by movie4life | 2009-05-16 00:05 | ア行

男たちの挽歌 II

男たちの挽歌シリーズの第2弾。
服役中のホーは、香港警察のウー部長から、東南アジアの偽札製造組織を支配するルンのもとへ潜入することを命じられる。弟の刑事キットも捜査中であることを知ったホーは、協力を承諾する。しかし、パーティの席でルンの部下コーが、ルンに殺人の濡れ衣をきせ会社を乗っ取とるため、敵対するボスを銃殺。茫然とするルンを、ホーたちはニューヨークへ高飛びさせる。そこでルンは、前作で命を落としたマークの双子の弟ケンと出会う。しかしコー一味は、香港に残ったルンの娘ペギーを殺害し、ニューヨークへも殺し屋を送るのだった・・・。

ケン役のチョウ・ユンファは、少々苦しい設定での再登場ではあるが、ショットガンをぶっぱなす姿や、階段を滑り落ちながらの射撃シーンなど、相変わらず格好いい。
ルン役のディーン・セキの、娘を殺され神経衰弱になる演技が強烈で素晴らしい。
ケンとルンがニューヨークから香港に戻ってからの、男たちの熱い復讐劇は、さらにスピードが加速していく。薬莢が飛び交い、爆風が吹き荒れ、前作を遥かに凌駕する銃撃戦が展開される。
まさに男の友情・第2章と呼ぶにふさわしい作品である。
ジョン・ウー監督作品。
評価:★★★★★
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by movie4life | 2009-05-01 00:02 | ア行

男たちの挽歌

男たちの挽歌シリーズの第1弾。
ホーと相棒のマークは、偽札製造組織に属する中堅ヤクザ。一方、ホーの弟キットは兄の正体を知らない警察官だった。ある日、組織の仕事で台湾に飛んだホーは、取引先のの内紛に巻き込まれて警察に捕まってしまう。同じ頃、香港ではホーの留守宅を刺客が襲い、父親が殺されてしまう。台湾に向かったマークは、「ホー逮捕」の記事を読み、復讐を決意。敵陣に乗り込み、孤軍奮闘するが・・・。

「香港ノワール」と呼ばれる新たなジャンルの火付け役となった、傑作ハードボイルド・アクション。
キット役の故レスリー・チャンは、「兄のために父親が殺された」と思い込み正義感をたぎらす弟を好演し、本作が彼の出生作となった。
マーク役のチョウ・ユンファの自らも傷つき血を流しながら、情け容赦なく2丁拳銃をぶっぱなす孤高の勇姿には、美しさすら感じる。
スローモーションを駆使したスタイリッシュなバイオレンス映像と兄弟の反目と絆、男の友情を見事に融合させた、ジョン・ウー監督による香港映画の金字塔的作品。
評価:★★★★
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by movie4life | 2009-05-01 00:01 | ア行

今そこにある危機

トム・クランシー原作のジャック・ライアン・シリーズの第3弾。
主役のジャック・ライアンを、前作に引き続きハリソン・フォードが演じる。
大統領の友人一家がクルーザーの中で殺害される。CIA情報担当副長官ライアンは、被害者が麻薬組織のマネーロンダリング係だったことを突き止める。しかし大統領は、密かに組織への攻撃を補佐官に命じCIA秘密諜報員クラークと海兵隊員たちを現地入りさせるのだった。一方、その事実を知らずにコロンビア入りしたライアンとFBI長官は、敵の攻撃を受け、命からがら逃げることになる。さらに、麻薬王の情報係コルテズは、ボスの地位を乗っ取るため大統領補佐官に取引を持ちかけ、麻薬供給網のリストラの見返りに、特殊部隊の現在位置を教える約束を取り付ける。事実を知ったライアンは、見殺しにされつつある隊員たちを救うため現地に向かうが、そこには「全ての原因はライアンにある」と聞かされていたクラークが、ライアン殺害命令を受けて待ち構えていた・・・。

政治サスペンスとアクションシーンのバランスが絶妙である。組織の内と外に敵がいる孤独な状況下で、愛国心と正義感溢れるライアン役をハリソン・フォードが熱演している。
フィリップ・ノイス監督作品。
評価:★★★★
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by movie4life | 2009-04-29 00:02 | ア行

アンダーグラウンド

c0186202_11152349.jpg1941年、第二次世界大戦下のセルビアの首都ベオグラードに、ナチス・ドイツが侵攻する。策略家のマルコは、血の気の多い友人クロとナチスの護送車を襲う共産党のゲリラ活動に参加し、富と名声を手に入れる。マルコは、祖父の屋敷の地下室に、マルコの弟で動物園の飼育係だったイヴァン、クロの妻ヴェラたち避難民を匿い、そこで「レジスタンス」の名のもとに武器をつくらせて闇市場に流しはじめる。そして戦争が終結した後も、彼は地下に匿った人々にそのことを知らせず、武器の製造を続けさせ巨万の富を築いていく・・・。

旧ユーゴスラヴィアの50年に渡る悲劇の歴史を、政治的で攻撃的な映像と音楽、スキャンダラスなストーリーで綴り、1995年カンヌ国際映画祭のパルムドール大賞を受賞した映像叙事詩。
マルコ役のミキ・マノイロヴィッチは、地下の住人をだまし続け、窮地に陥っても偽装自殺を演じるエゴイストを怪演している。
ナタリヤ役のミリャナ・ヤコヴィッチは、元舞台女優で、独軍将校フランツの愛人、クロの愛人を経て、結局はマルコの妻となる、運命にもてあそばれる女を演じている。
クロ役のラザル・リストフスキーは、イデオロギーに盲従するが故に、マルコに騙され、50年後の内戦においても「ファシストの糞野郎ども」と銃を手に戦い続ける哀れな男を演じる。

50年後の1991年、「アンダーグラウンド」の住人が地上へ出た時、祖国ユーゴスラヴィアが失われていたという屈辱的な事実を知る。ジプシーの楽隊のメロディににのって、愚かで哀しい人間の真実を笑い飛ばすがごとく、人々は踊り続ける。とても、胸打たれるシーンであった。
ゴラン・ブレゴヴィッチの素晴らしい音楽と、アナーキーなパワー溢れる映像で、観客の心を激しく揺り動かすエミール・クストリッツァ監督の傑作である。
1996年度 キネマ旬報ベストテン 第3位。
評価:★★★★★
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by movie4life | 2009-04-28 00:04 | ア行

アリゾナ・ドリーム

c0186202_21253154.jpgニューヨークの漁業局で、毎日魚を数える仕事をしているアクセル。彼の夢はアラスカでオヒョウを釣り上げることだ。ある日、故郷アリゾナから、叔父レオの使いでポールが現れ、レオの結婚式の介添え人を努めてくれと言い、アクセルを車に乗せていく。キャディラックのディーラーをしているレオは、未だにアメリカン・ドリームを信じていた。一方、ポールの夢は映画スターになることだった。レオが営む自動車販売の仕事を手伝うことになったアクセルは、夫を射殺した過去を持つ未亡人エレインと、彼女の義理の娘で自殺願望のあるグレースに出会う。エレインの夢は空を飛ぶことで、グレースの夢はカメになることだった。エレインに一目惚れしたアクセルは、彼女らが暮らす家に転がり込むが・・・。

それぞれのアメリカン・ドリームを胸に秘めた個性的な登場人物たちが織りなす人間模様を、エミール・クストリッツァ監督が描いた作品。
主人公アクセル役をジョニー・デップ、レオ役をジェリー・ルイス、エレイン役をフェイ・ダナウェイ、グレース役をリリ・テイラー、ポール役をヴィンセント・ギャロが演じ、キャスティングも個性的だ。
ヒラメみたいな平べったい魚がいつも空を飛んでいる、なんとも不思議な雰囲気の映画で「パイレーツ・オブ・カリビアン」からジョニー・デップのファンになった人が観たら、呆気に取られるであろう作品。この当時の彼は、ハリウッドのアウトサイダー的存在で、本作のような作家性の強い作品に、好んで出演していた。
アリゾナの地を舞台に、失われたアメリカンドリームを求めて、なんとか新しい夢を見ようとする人々の「夢探し」の物語。
評価:★★★★
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by movie4life | 2009-04-28 00:03 | ア行

エグザイル/絆

中国返還間近のマカオ。乳飲み子を抱えた妻が夫の帰りを待つとある家。この家の主ウーは、かつて香港マフィアのボス、フェイの命を狙ったため逃亡の身となった男。そんなウーの家に現われた4人の男達。2人はフェイの命令でウーを始末するために、そしてもう2人はウーを守るために。そこへついにウーが姿を現わし、ほどなく銃撃戦が始まる。その時から、かつては仲間だった5人の運命の歯車が、ラストに向かって動き出す・・・。

室内で繰り返される銃撃戦が、薬莢の音にまでこだわりがあって、素晴らしい。男たちの不器用だが熱い「絆」を重んじる生き様にしびれる。ラストシーンの余韻が、いつまでも心に残る作品。
ジョニー・トー監督作品
2008年度 キネマ旬報ベストテン 第8位。
評価:★★★★
>>公式サイト
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エグザイル/絆 スタンダード・エディション

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by movie4life | 2009-04-22 00:00 | ア行