おすすめ映画のレビュー・批評やランキングを紹介します!!過去に観た映画のレビューも追加していきます。お楽しみに!


by movie4life
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カウガール・ブルース

人一倍大きな親指を持つ少女シシーは、生理用品会社のモデルであり、史上最強のヒッチハイカーでもある。シシーにとってヒッチハイクは精神的な聖域に達するものだった。ある日、オーナーのカウンテスはシシーを新製品のCM撮影のため、所有するラバーローズ牧場へ送る。シシーは、牧場で働く自由奔放なカウガールたちや、洞窟で隠遁生活を送るチンクと出会うことで、刺激を受けるが・・・。

シシー役のユマ・サーマンが、男性社会にとらわれない、精神の自由と真実の愛に目覚めていくヒロインを演じるロード・ムービー。ヒッチハイク・シーンが大変ユニーク。
カウガールのリーダー、バナンズ役を故リヴァー・フェニックスの妹レイン・フェニックスが演じる。
ただ作品としては、万人受けする内容ではないと思う。個人的には、k・d・ラングの音楽がよかった!
ガス・ヴァン・サント監督作品。
評価:★★★★★
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by movie4life | 2009-04-25 00:02 | カ行
ポートランドの街角に立ち、男性に体を売って暮らしている青年マイク。彼は、緊張すると眠ってしまうという、重症のナルコレプシー病でもあった。自分を捨てた行方不明の母親を捜すため、市長の息子で、同じく男娼のスコットと共に、バイクで兄リチャードが暮らす故郷アイダホへと向かう。手がかりを追ってスネーク・リバー、そしてイタリアまで旅する2人。しかし2人はイタリアで、お互いの進むべき道の決定的な違いを思い知らされる・・・。

マイク役のリヴァー・フェニックスが、繊細さや、ナイーブさ、孤独感を全身で表現している。この作品で、リヴァー・フェニックスは永遠の輝きを手に入れた。
同性愛、近親相姦といったショッキングな内容をバックグラウンドにしながら、「家への回帰」を詩的な映像で描いたロード・ムービーの傑作。
ガス・ヴァン・サント監督作品。
評価:★★★★
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マイ・プライベート・アイダホ デジタルリマスター版2枚組【初回限定生産 メモリアル・フォト集付】 [DVD](実際のDVDと、上記の画像とは異なる場合があります。)

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by movie4life | 2009-04-25 00:01 | マ行
インドの国民的人気番組「クイズ$ミリオネア」。ムンバイ出身の青年ジャーマールは、次々と難問をクリアし、ついに残り1問までやってくる。しかし1日目の収録後、スラム街で育った無学の少年が正解を知るはずがないと不正を疑われ、警察に逮捕されてしまう。執拗な尋問を繰り返す警察に、ジャマールは無実を証明するため、なぜ全ての問題の答えを知り、なぜこの番組に出演したのか、自らの過酷な過去を語り始める・・・。

インドの外交官ヴィカス・スワラップによる「ぼくと1ルピーの神様」を原作に、「フル・モンティ」のサイモン・ビューフォイが脚本、ダニー・ボイルが監督し、アカデミー賞では作品賞、監督賞ほか最多8部門を受賞した作品。
オープニングでの疾走感ある映像で、早くも私の心は、この映画に鷲づかみされてしまった。「トレインスポッティング」で描かれたエディンバラでのジャンキーたちの疾走感は、A・R・ラフマーンのパワフルなインド音楽を得て、ムンバイの喧騒の中を疾走する躍動感溢れる子供たちの映像へと進化していた。

ジャマール役のデーヴ・パテルは、主要キャストの中で唯一インド出身ではなく、イギリス出身である。彼の一途にラティカを想う演技は、映画デビュー作と思えないほど素晴らしい。
ラティカ役のフリーダ・ピントも、本作が映画デビュー作である。その笑顔の美しさが、より本作を感動的なものにしている。
でも、彼ら以上に印象的だったのは、子役の子供たちである。彼ら1人ひとりの輝く瞳、画面から溢れる生命力には、心を打たれた。

この映画では、ラストの結果を「運命だった」としている。
インドで実際に起こっている貧困、ヒンズー教とイスラム教との宗教問題、売春、犯罪などが、本作では描かれている。そんな中、ジャマールはウソをつき、盗みもしながら生きていく。
それは、彼の「ラティカへの一途な想い」がなせる業である。
私は、ジャマールが「ひたむきさ」という自らの力で勝ち取った結果が、あのラストだったと思う。
だからあのラストを、私は「必然だった」と信じたい。

幸福感に満ちた、歌って踊るエンディング・シーンを観て、私も今の日本の閉塞感をぶち破りたいと感じた。本当にすがすがしい気分になれる映画だった。

※運命:超自然的な力に支配されて、人の上に訪れるめぐりあわせ。天命によって定められた人の運。
 必然:必ずそうなると決まっていること。それ以外になりようのないこと。

評価:★★★★★
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スラムドッグ$ミリオネア (ダニー・ボイル監督) [DVD]

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by movie4life | 2009-04-24 00:03 | サ行

トレインスポッティング

c0186202_13473672.jpgスコットランド、エディンバラ。頭が切れて、面白く、病的で、時に無気力な若者、マーク・レントンと彼の仲間たちはヘロイン中毒である。ベグビーはアル中の上に喧嘩中毒。キレると厄介だがドラッグはやらない。シック・ボーイは女たらしで「007」おたくの「ビョーキ野郎」。スパッドは気のいいヘロイン中毒者。レントンがクラブで一目惚れして一夜を過ごしたダイアンは中学生だった。レントンは何度目かのドラッグ断ちの後に、ロンドンで仕事を見つけるが、仲間たちのせいで結局クビになる。そんな時、売人から大量のドラッグをロンドンで売りさばく仕事を持ちかけられて・・・。

友情と裏切り、人生の選択といった普遍的なテーマをクールなユーモアとスタイリッシュな映像で描いている。
「トレインスポッティング」とは、いつもはボーッとしていても、やってきたチャンスは逃さず喰らいつくという意味である。元々は電車おたくの意味で、原作者は、来るあてのない電車を待ち、彷徨っている人々の様子を、ヘロイン中毒者の暗喩として使っている。
誰よりもスマートで、まさに「トレインスポッティング」な奴、レントンを演じたユアン・マクレガーは役作りのために減量し、ドラッグ中毒についてもかなり研究したとのこと。本作での主演で、一躍時代の寵児となり、この後ハリウッドへも進出していく。
レントンの凶暴な友人ベグビーを演じた、ロバート・カーライルの存在感ある怪演も印象的である。

便器の中に吸い込まれるシーンや禁断症状による幻覚などのシュールな映像。個性的なキャラクターひとりひとりを際立たせる演出。疾走感・躍動感を更に加速させる音楽。そして、観る者に爽快な高揚感を与えるエンディング。
ダニー・ボイルの監督2作目は、過去の青春映画のイメージを突き破る、まさに90年代最高の「陽気で悲惨な青春映画」である。
評価:★★★★
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by movie4life | 2009-04-24 00:02 | タ行

シャロウ・グレイブ

グラスゴーにある洒落たアパートで共同生活をするジャーナリストのアレックス、医師のジュリエット、会計士のデビッドの3人はある日、ルームメイトを募集する。面接の結果、自称作家のヒューゴという男に決まるが、越してきたその日に彼は、大金の入ったスーツケースを残したまま、麻薬の過剰摂取により死んでしまう。3人は大金を山分けし、死体を森の中に埋める。死体の始末を担当したデヴィッドは日増しに病的になり、スーツケースと一緒に屋根裏に立て籠もるようになる。そして、そこから思いがけないアクシデントが彼らを襲い始める・・・。

突然手にした大金により、3人の若者の友情が裏切りへと変わっていく様子を、ミステリアスなタッチで描いたスリラー。
アレックス役のユアン・マクレガーは、本作への出演をきっかけに注目されるようになる。
ダニー・ボイルの初監督作品。主演のユアン・マクレガー、脚本のジョン・ホッジと組んで、翌年監督した作品「トレインスポッティング」が、世界的な大ヒット作となる。
評価:★★★★★
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by movie4life | 2009-04-24 00:01 | サ行
コロンバイン高校での銃乱射事件を取り上げたドキュメンタリー映画。
銃による年間の犠牲者数がカナダ165人に対して、アメリカ11127人。カナダも銃の所持数は決して少なくないのに、この犠牲者数の違いは何か?
恐怖や不安は伝染するということと、それを利益に変える企業が存在するということを感じる。
マイケル・ムーア監督作品。
2003年度 キネマ旬報ベストテン 第4位。
評価:★★★★★
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ボウリング・フォー・コロンバイン [DVD]

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by movie4life | 2009-04-23 00:00 | ハ行

エグザイル/絆

中国返還間近のマカオ。乳飲み子を抱えた妻が夫の帰りを待つとある家。この家の主ウーは、かつて香港マフィアのボス、フェイの命を狙ったため逃亡の身となった男。そんなウーの家に現われた4人の男達。2人はフェイの命令でウーを始末するために、そしてもう2人はウーを守るために。そこへついにウーが姿を現わし、ほどなく銃撃戦が始まる。その時から、かつては仲間だった5人の運命の歯車が、ラストに向かって動き出す・・・。

室内で繰り返される銃撃戦が、薬莢の音にまでこだわりがあって、素晴らしい。男たちの不器用だが熱い「絆」を重んじる生き様にしびれる。ラストシーンの余韻が、いつまでも心に残る作品。
ジョニー・トー監督作品
2008年度 キネマ旬報ベストテン 第8位。
評価:★★★★
>>公式サイト
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エグザイル/絆 スタンダード・エディション

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by movie4life | 2009-04-22 00:00 | ア行

ロルナの祈り

アルバニアからベルギーにやって来た女性、ロルナ。同郷の恋人ソコルとこの地でバーを開くことを夢見る彼女は、ベルギー国籍を得るため、闇のブローカー、ファビオの手引きで、麻薬中毒の青年クローディと偽装結婚する。偽りの暮しの中で、ロルナには決して彼には知られてはならない秘密があった。最初は疎ましく思いながらも、自分を慕い懸命に麻薬から足を洗おうと苦しむクローディの姿に、いつしか特別な感情が芽生え始めるロルナだったが・・・。

主人公ロルナを演じたのは、コソヴォ出身のアルタ・ドブロシ。表情なく生きるロルナから、感情が溢れ出る瞬間が、輝くように美しい。
麻薬中毒患者を演じるために、2ヵ月で15キロもの減量を行ったクローディ役のジェレミー・レニエの役作りも強烈である。
物語の後半、残酷な現実がロルナに突きつけられる。しかし、私は2人の愛の奇跡を信じたいと感じた。
ジャン=ピエール・ダルデンヌ/リュック・ダルデンヌ監督作品。
評価:★★★★
>>公式サイト
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ロルナの祈り [DVD]

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by movie4life | 2009-04-21 00:00 | ラ行

アフリカの女王

第一次世界大戦下のドイツ領東アフリカ。ローズは、イギリス人宣教師の兄をドイツ兵の略奪行為の際に亡くす。彼女は呑んだくれの船長チャーリーを雇い、彼のオンボロ蒸気船「アフリカの女王」に乗って、沿岸一帯を支配するドイツ軍の砲艦「ルイザ」を撃沈するために河を下ってゆく。しかし、彼らの行く手には幾多の困難が待ち受けていた・・・。

アフリカ原住民=野蛮といったステレオタイプ的な描写や、かなり御都合主義的なラストは気になる。
しかし、本作でアカデミー賞主演男優賞を受賞したチャーリー役のハンフリー・ボガートと、ローズ役のキャサリン・ヘップバーンの息の合った掛け合いは単純に楽しめる。
ジョン・ヒューストン監督作品。
評価:★★★★★
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by movie4life | 2009-04-19 00:06 | ア行

バーバー

c0186202_2147660.jpg1949年、北カリフォルニアのサンタ・ローザ。義兄フランクの経営する理髪店で働くエドは、店に立ち寄ったセールスマンのトリヴァーから、新事業=ドライ・クリーニングの話を聞く。事業に興味を持ったエドは、投資に必要な金を工面するため、妻ドリスの不倫相手である彼女の上司デイヴに脅迫状を送ることを思いつく。しかし、これがきっかけで、事態は予想もしない方向へと転がり始める・・・。

コーエン兄弟が、初めてモノクロ映画で撮影した田舎町での犯罪サスペンス。
エド役のビリー・ボブ・ソーントンの無口で落ち着いた演技が、画面の色調との相乗効果で、映画全体を渋くて味わい深いものにしている。特に、しばしば出てくるエドがタバコを吸うシーンが、粋で格好いい。
エドが夢中になるバーディ役のスカーレット・ヨハンソンは、出演シーンが少ないにもかかわらず、その存在感は印象に残る。
ベートーベンのソナタに彩られた、人生の滑稽さや悲哀が滲み出た作品。
ジョエル・コーエン/イーサン・コーエン監督作品。
評価:★★★★★
バーバー【廉価2500円版】 [DVD]
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by movie4life | 2009-04-14 00:09 | ハ行