おすすめ映画のレビュー・批評やランキングを紹介します!!過去に観た映画のレビューも追加していきます。お楽しみに!


by movie4life
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<   2009年 04月 ( 47 )   > この月の画像一覧

ハーヴェイ・ミルク

自らゲイを公言し、社会的弱者の権利獲得を訴えたサンフランシスコ市政執行委員ハーヴェイ・ミルク。彼の活動を、1978年に同じ執行委員だった男に暗殺された事件と、その後の市民の抗議活動を中心に追っていく・・・。

彼の葬儀の夜に、数千人が参加したキャンドル・マーチのシーンは感動的。
自らの信ずるままに生きた1人の人間への尊敬の念と、その全てを奪う暴力に対する怒りを感じずにはいられない。
アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞を受賞したロバート・エプスタイン監督作品。
評価:★★★★
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by movie4life | 2009-04-06 00:01 | ハ行
5世紀のローマ時代。純粋な愛を育む羊飼いの少女アストレと青年セラドン。しかしアストレは、祭の日に別の女性と踊っているセラドンを見て、浮気をしたと疑い「私の前にもう二度と現れないで欲しい」と拒絶してしまう。絶望したセラドンは入水自殺を図るが、ニンフ(精霊)に助けられ、一命を取り留めていた。その端麗な容姿からマダムに気に入られ、村へ戻ることを許されないセラドン。彼を兄のように慕うレオニードの計らいで、マダムの城から脱出するが、アストレの言葉を忠実に守り、彼は村に戻ることなく森で暮らし始めるのだった・・・。

この映画で、長編映画の製作引退をコメントしているエリック・ロメール監督の作品。
本作品は、17世紀にオノレ・デュルフェという作家に書かれた「アストレ」が原作で、恋人たちのひたむきな愛の物語をユーモアと官能を織り交ぜて描かれている。

監督はインタビューの中で、「その原作の会話が持つクラシックかつ美しい言葉を発見し、その会話の現代的な響きに驚き、映画化を決心した」とコメントしている。また、自身の映画の哲学について、「映画が真の意味で成功作となるためには、製作途上において作品にとって本質的な何かに作品そのものが出会わなければならない、という考え方である。そして、偶然には幸福な偶然しかありえないと信じることが大切である。<<私の作品においては、すべてが偶発的であり、例外は偶然のみである。>>」ということを述べられている。(つまり、自分の作品では偶発が常態になっているということ。)

そこで、「現代人の」私の感想だが、この作品の「美しいとされる会話」は、退屈なセリフの連続以外の何物でもなかった。監督が映画の哲学で述べられている、過去の数々の作品では出会うことができた「幸福な偶然」に、この作品では不幸にも出会えなかったように思う。

ロメール作品で多くの感動を貰ってきた私にとって、この作品が最後の作品となることは、大変悲しいことであり残念なことである。
評価:★★★★
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by movie4life | 2009-04-04 00:13 | ワ行

夏物語

エリック・ロメール監督の「四季の物語」シリーズの第3作。
バカンスを、大西洋に面した有名な保養地ディナールで過ごすためにやってきたガスパール。彼は、自分勝手な恋人レナと、近くの島へ渡る予定を立てていたが、待ち合わせまでにはまだ時間があった。そんな恋人を待つ間、彼はクレープ専門店でバイトをする知的な女学生マルゴ、セクシーな美女ソレーヌと親しくなり、デートを重ねていく・・・。

どうにも優柔不断なガスパール。その若者の混乱ぶりを、みずみずしく綴った恋愛劇の秀作。
マルゴ役として「海辺のポーリーヌ」で主役を演じていたアマンダ・ラングレが、すっかり成長して出演しているのも嬉しい。
評価:★★★★
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by movie4life | 2009-04-04 00:12 | ナ行

パリのランデブー

エリック・ロメール監督が、若い男女の恋愛をテーマに、それぞれ3つの物語を描いたオムニバス映画。
(第1話:7時の約束)法学部の学生エステルは、恋人のオラスが自分に会わない日の7時頃に喫茶店で別の女の子とデートしているという話を聞かされて勉強も手に付かない。見知らぬ男から求愛を受けた彼女は、ふとした思いつきでオラスがデートしていたという喫茶店に夜7時に来るように言う。その直後、彼女は財布がないことに気づくが、夕方アリシーという女の子が財布を拾って届けてくれる。彼女も7時に例の喫茶店で待ち合わせがあるというので、エステルも一緒にいくと・・・。
(第2話:パリのベンチ)彼は郊外に住む文学教師。彼女には同棲中の恋人が別にいるらしい。9月から11月にかけて、2人はパリの随所にある公園でデートを重ねる。ある日彼女と、パリを訪れた観光客の気分になって、ホテルへ泊まることになるが・・・。
(第3話:母と子1907年)友達の紹介により、ピカソ美術館にスウェーデンの娘を案内することになった画家が、すれ違った人妻に興味を覚え彼女をアトリエに招く・・・。

3話ともストーリー自体は軽いタッチで、生き生きとしたパリの街を散歩したような気持ちにさせてくれる作品。1度でいいから、パリに行ってみたいと感じさせられる!
評価:★★★★★
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by movie4life | 2009-04-04 00:11 | ハ行
パリ郊外の町の市長ジュリアンは、村の原っぱに、野外劇場やプールも備えた文化会館の建設を目論んでいた。恋人で作家のパリジェンヌ、ベレニスは人々の素朴な暮らしに会館は不釣合いと言うし、小学校教師マルクは予定地にある樹齢百年の樹が犠牲になるため真っ向から反対。ジュリアンを取材にきた女性記者の記事は、編集長の独断で、マルクを中心としたエコロジー特集になってしまう。そんなある日、偶然にマルクの娘ゾエとジュリアンの娘ヴェガが出会って友達となり、ゾエは市長に「文化会館よりみんなが集まって楽しめる広場がいいわ」と訴える。結局、予定地の地盤が弱いことが判明し、建設は中止。代わりにジュリアンは土地を開放して、そこは人々の憩いの広場となるのだった・・・。

エリック・ロメール監督は、ドキュメンタリーからミュージカル的手法まで用いながら、七つの偶然に左右される人間喜劇を描いている。
とても爽やかな後味を残す、私がもっとも大好きなロメール作品。
ちなみに、市長役のパスカル・グレゴリーとベレニス役のアリエル・ドンバールは、同監督の以前の作品「海辺のポーリーヌ」でも共演している。
評価:★★★★★
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by movie4life | 2009-04-04 00:10 | カ行

冬物語

c0186202_22223323.jpgエリック・ロメール監督の「四季の物語」シリーズの第2作。
夏のブルターニュの海辺で出会ったシャルルに、永遠の愛を確かめあったフェリシーは、間違った住所を教えてしまい、2人は離ればなれになってしまう。彼との愛の証エリーズも4歳に。舞台は、冬のパリ。美容院勤めの彼女は離婚ホヤホヤの経営者マクサンスに結婚を迫られるが、図書館員のロイックも彼女にご執心。フェリシーは、エリーズと立ち寄った大聖堂で、心から愛する人以外と一緒になってはならないと悟り、愛の奇跡を信じ待ち続ける・・・。
評価:★★★★
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★★★以下は、ネタバレです。★★★
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by movie4life | 2009-04-04 00:09 | ハ行

春のソナタ

エリック・ロメール監督の「四季の物語」シリーズの第1作。
高校の哲学教師のジャンヌは、自分の部屋をいとこに貸している上、恋人も出張中で行き場がない。彼女は、パーティーで偶然ピアニスト志望のナターシャと出会い、彼女の家で居候になる。ナターシャの父のイゴールは彼女と同年代の恋人エーヴと同棲中。しかし、エーブを気に入っていないナターシャは、知的なジャンヌを父の恋人にと画策するが・・・。

男女4人の微妙な人間関係を、巧みなセリフ回しで描いている。春らしい映像の美しさも印象的。
評価:★★★★★
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by movie4life | 2009-04-04 00:08 | ハ行

緑の光線

c0186202_1023313.jpgエリック・ロメール監督の「喜劇と格言劇」シリーズの第5作。
夏のパリ。オフィスで秘書をしているデルフィーヌに、7月に入って間もない頃、ギリシア行きのバカンスを約束していた女友達から、急にキャンセルの電話が入り、夏のバカンスを1人で過ごすことになってしまう。女友達の1人が彼女をシェルブールに誘ってくれるが、シェルブールでは独り、海を見つめているばかり。太陽はまぶしく海は澄み渡っているが、デルフィーヌの心は晴れない。恋に恋する彼女の理想は高く、昔からの男友達も、新たに現われた男性もなんとなく拒んでしまう。題名の「緑の光線」とは日没の際、一瞬見えると言われる光のこと。それを見た者は幸福を得られると言われており、主人公は愛する人と共にその光を見るのを夢見ているのだが・・・。

夏のバカンスを1人で過ごすことになった彼女の寂りょう感が、海や山をさすらう姿を通じて切々と迫ってくる。
初めて駅で出会った青年と意気投合して、自分から散歩に誘う彼女。海辺を歩く2人の前に、太陽が沈む瞬間、緑の光線が放たれるラストは最高!
ちなみに本作のことわざは、「ああ、心という心の燃えるときよ来い」とのこと。
評価:★★★★
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by movie4life | 2009-04-04 00:07 | マ行

満月の夜

c0186202_22361544.jpgエリック・ロメール監督の「喜劇と格言劇」シリーズの第4作。
真冬のパリ。恋多き女室内装飾家ルイーズは、郊外で真面目なレミと暮らしていたが、束縛を嫌う彼女はパリに自分だけの部屋を持つ。ある晩、既婚のボーイフレンドのオクターブと出かけた、とあるパーティでバスチアンという美青年と知り合う。2人はルイーズの部屋でベッドを共にするが、さすがに後ろめたい気持ちになって、まだ暗いうちにこっそりと彼女は部屋を抜け出す。彼女は朝一番の電車でレミの元に帰るが、レミの姿はなく、しばらくして帰ってきたレミから意外な告白をされるのだった・・・。

本作公開後2ヵ月して急逝したルイーズ役のパスカル・オジェが、知的なブルジョワ女性を演じきっている。インテリアデザイナー役で登場している彼女だが、グレーがかった色彩がとてもシックなアパートの装飾も、彼女自身が担当したらしい。洗練されたセリフの数々がパリの空気を醸し出している。
ちなみに本作のことわざは、「二人の妻を持つ者は心をなくし、二つの家を持つ者は分別をなくす」とのこと。
評価:★★★★★
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by movie4life | 2009-04-04 00:06 | マ行

海辺のポーリーヌ

エリック・ロメール監督の「喜劇と格言劇」シリーズの第3作。
15歳のポーリーヌと魅力的な従姉のマリオンは、バカンスにノルマンディを訪れる。物語はこの2人にマリオンの昔の恋人ピエールやピエールの知り合いのアンリ、ポーリーヌがビーチで知り合った少年シルヴァン、キャンディ売りの娘ルイゼットらが加わり、恋のやりとりが展開していく・・・。

ポーリーヌ役のアマンダ・ラングレの、はちきれそうな若さと可愛らしさが印象的。
私が初めて観たエリック・ロメール監督の作品で、フランスのバカンスって、美しい海でゆったりと過ごせていいなぁと憧れたことを覚えている。
ちなみに本作のことわざは、「言葉多き者は災いの元」とのこと。
評価:★★★★
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by movie4life | 2009-04-04 00:05 | ア行