おすすめ映画のレビュー・批評やランキングを紹介します!!過去に観た映画のレビューも追加していきます。お楽しみに!


by movie4life
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7月4日に生まれて

1946年7月4日、ロン・コヴィックは、アメリカの独立記念日に生をうける。高校生活も終わりに近づいたある日、ロンは学校にやってきた海兵隊の特務曹長の言葉に感銘を受ける。
1964年9月、ロンは海兵隊への入隊のため故郷をあとにした。そして、13週間の訓練を終えると、ベトナム戦争の真っ只中に身を投じるのであった。
1968年1月、戦争の行方は一段と混迷を深め、ロンも遂に敵の銃弾に倒れ、下半身不随の重傷を負ってしまう・・・。

原作者ロン・コヴィックの実話小説をもとに、オリヴァー・ストーン監督がベトナム後遺症問題を描いた作品。
ロン役のトム・クルーズが、肉体的にも精神的にも大きな傷を負った、ベトナム帰還兵を熱演している。
また、ストーン監督の「プラトーン」に出演していたトム・べレンジャーとウィレム・デフォーが、それぞれ重要な役で出演している。

ストーン監督によれば、このロン役をトム・クルーズの方から切望してきたという。ハリウッドのスター俳優の起用は、普段このような映画を観ない若者が、劇場に足を運ぶきっかけになったであろう。
トム・クルーズの映画は、どんな役柄を演じていても、主役がハリウッド・スター「トム・クルーズ」になってしまうのだが、この映画は数少ない例外の1本である。ベトナムから故郷への帰還後の演技には、鬼気迫るものがあり、忘れがたい強烈な印象を残す。
評価:★★★★★
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by movie4life | 2009-05-20 00:04 | サ行

ウォール街

一攫千金を夢見る若き証券マンのバドは、貧乏人から巨万の富を築いた成功者ゲッコーを、いつか追い抜いてやろうという野望に燃えていた。父の勤める航空会社の情報をゲッコーに流したことによって、バドはゲッコーに気に入られる。そして、彼から情報の収集と生かしかた、株の売買のコツなどを教えこまれる。ゲッコーの期待に応え、実績をあげていくバドは、いつしかインサイダー情報を利用した違法行為も辞さないようになっていく・・・。

オリヴァー・ストーン監督が、世界経済の中心地「ウォール街」を舞台に、スリリングなマネー・ゲームを描いた作品。
バド役のチャーリー・シーンが、違法行為で莫大な報酬を手に入れながら、人生の真実に目覚めていく若き証券マンを好演している。
ゲッコー役のマイケル・ダグラスは、本作でアカデミー賞主演男優賞を受賞している。金の魅力に取りつかれた、非情な辣腕ビジネスマンを貫禄たっぷりに演じている。
バドの父カール役を、チャーリー・シーンの父であるマーティン・シーンが演じている。本作での親子役で、映画初共演が実現した。

ストーン監督の父親が株式仲買人だったこともあり、「ウォール街」の描写は非常にリアルである。
当時、高校生だった私が、初めて「インサイダー取引」という言葉を知ったのが、この作品だった。
未熟だった若者が、クライマックスで恩師と対決して、最後に一泡吹かせるという展開が痛快!。
評価:★★★★★
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by movie4life | 2009-05-19 00:03 | ア行

ゴーストワールド

進路も決めずに高校を卒業した2人。1人は中年オタクに接近していき、1人はバイトに励んで社会に順応していく。
2人の関係がすれ違い始め、自分の居場所を失った主人公ソーラ・バーチが最後に選んだ選択は・・・。

青春なんて、うっとうしいだけでもう2度とゴメンという(私のような)人にはすごく共感できる映画。
テリー・ツワイゴフ監督作品。
2001年度 キネマ旬報ベストテン 第9位。
評価:★★★★
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by movie4life | 2009-05-18 00:01 | カ行
フォト・ジャーナリストのリチャード・ボイルは、友人のドクと2人で金を稼ぐために、気軽な気持ちでエルサルバドルへの旅に出た。ところが現地に入った彼らの目に映ったのは、政府が動かす「死の分隊」の統治する凄惨たる風景だった・・・。

実在のジャーナリスト、リチャード・ボイルの1980年のエルサルバドル内戦での体験を描いた社会派ドラマ。
ボイル役のジェームズ・ウッズが、酒にも金にも女にもいい加減な男が、悲惨な内戦を目の当たりにし、ジャーナリストとしての本分を蘇らせていく様子を熱演している。

この映画が公開されたのは、1986年である。
オリヴァー・ストーン監督は、政府軍と左翼ゲリラの泥沼の内戦で、政府軍側を軍事支援していた当時のアメリカ政府の中米政策に対し、本作を通じて痛烈な疑問を投げかけている。この内戦は、1992年にようやく国際連合の仲介で和平が実現したが、それまでの死者は75,000人にも及んだという。
極右勢力に対しても、左翼ゲリラに対しても、「人の命を奪う行為は許されない」というボイルのジャーナリストとしての視点は、映画全体を通して揺るがない。そのことが、この作品を社会派ドラマの傑作たらしめている所以ではなかろうか。
1987年度 キネマ旬報ベストテン 第8位。
評価:★★★★
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by movie4life | 2009-05-17 00:02 | サ行

プラトーン

1967年、ベトナム。クリス・テイラーが、大学を中退してまでベトナムを志願したのは、次々と徴兵されていく同年代の若者たちのほとんどが、少数民族や貧しい者たちだった事に対する義憤からだった。だが、いきなり最前線の戦闘小隊(プラトーン)に配属されたクリスにとって、戦争の現実は彼の想像をはるかに超えた苛酷なものだった。考え方も個性も違う13人の小隊。隊長のバーンズは冷酷非情で味方に対しても情け容赦のない男だ。班長のエリアスは、戦争とはいえ無益な殺人を犯してはならないという信念の持ち主。幾度かの戦闘を経て、バーンズとエリアスの溝は決定的なものになっていく・・・。

オリヴァー・ストーン監督自身のベトナムでの15ヵ月間の戦争経験を映画化し、アカデミー賞作品賞・監督賞ほか主要4部門を受賞した作品。
クリス役のチャリー・シーンが、名門エール大学を中退してベトナム戦争に志願したストーン監督の分身ともいえるキャラクターを演じる。
バーンズ役のトム・べレンジャーが、心身ともに極限に近い人間の野獣性を出した演技を熱演している。
エリアス役のウィレム・デフォーが、戦場でも人間性を忘れないキャラクターを好演している。

フィリピンで撮影された本作は、撮影前に出演者たちに異例の野外軍事訓練が2週間に渡って実施されたという。出演者たちは、軍服にジャングルブーツという出で立ち、ライフルに刃、ポンチョに懐中電灯といった歩兵用の道具を数々背負い込んで特訓の「しごき」を受けた。冷たく味気のない食事、完全装備によるパトロール、47度といううだるような暑さと泥まみれの中、蟻の大群に責められ疲労の極限に達する状態。ストーン監督は、撮影に入る前に出演者たちを実際の戦争とほぼ同程度の状況に放り込むことで過酷なジャングルでの戦いをリアルに描き出している。特訓後は、間髪を入れず、雨が降ろうが槍が降ろうが撮影は続行されたという。そうして撮影された臨場感溢れる戦場シーンは、圧巻の一言に尽きる。

ストーリーは、善なる存在エリアス、悪なる存在バーンズ、その狭間で揺れるクリスという分かりやすいキャラクターの構図で描かれている。しかし実際の戦場での人間というのは、もっと複雑で深みがあり、もっと狂気を帯びていたのではというのが、私の感想である。
ちなみに、若き日のジョニー・デップが、ラーナーという役で出演している。
1987年度 キネマ旬報ベストテン 第2位。
評価:★★★★★
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プラトーン (特別編) [DVD]

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by movie4life | 2009-05-17 00:01 | ハ行
19世紀後半の清代末期、太平天国の乱が勃発。自分の部隊を全滅に追いやられた清朝軍の将軍パンは、失意の中で荒野を彷徨う。そんな時、運命の女リィエンと出会い、一夜を共にする。翌朝、盗賊団のリーダー、アルフとウーヤンに出会い、盗賊団の過酷な生活を目の当たりにする。動乱の時代を生き抜くには朝廷側に従軍することが最善と訴えるパン。運命を共にする証として、3人は義兄弟の契り「投名状」を結ぶのだった・・・。

太平天国の乱での実話を基に、男たちの友情と裏切りをダイナミックに描き、2008年度の香港電影金像奨の作品賞、監督賞など、主要8部門を受賞した歴史アクション・ドラマ。
ジェット・リーが、夢と野心に溢れる将軍パン役を演じ、香港電影金像奨の主演男優賞を受賞した。派手なアクションシーンを控え目に、憂いのある将軍役を熱演している。
アンディー・ラウが、仲間を愛する生まれながらのリーダー、アルフ役を演じている。
金城武が、忠誠心溢れる純粋な男ウーヤン役で、最後まで「投名状の契り」を守る重要なキーマンを演じている。パンとアルフの間で苦悩する、深みのある演技が印象に残った。
シュー・ジンレイが、パンとアルフを同時に愛する運命の女リィエンを演じている。
アクション監督のチン・シウトンの演出は、ワイヤー・アクションなどは封印して、あくまでもリアルな戦争を描いており、登場人物たちの人間ドラマをより盛り上げている。

恋愛映画の達人、ピーター・チャン監督の作品だけに、3人の個性豊かなキャラクターが見事に描かれている。ただし、2人の男を惑わすことになるリィエンには、全く感情移入できなかった。いまいち、このキャラクターの描きこみが不足していたように思う。
全体の感想としては、「投名状の契り」に運命を翻弄される3人の物語と思いきや、実は朝廷の3大臣の掌の上で3人が踊らされていただけだったことがわかると、鑑賞後は寂しい気持ちになった。

あと、映画のストーリーとは関係ないが、
「なぜ、2007年製作の本作が、レッドクリフが大ヒット中のこのタイミングで公開されたのか?」
「なぜ、エンディングテーマを、日本公開版だけTHE ALFEEにしたのか?」
の2点は疑問に感じた。配給会社には、それなりの「大人の事情」があったと思うが、「よい興行成績」につながったのだろうか?
評価:★★★★★
>>公式サイト
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by movie4life | 2009-05-16 00:05 | ア行
007シリーズの第16弾。4代目ジェームズ・ボンドをティモシー・ダルトンが演じる。
ボンドと元CIAのフェリックスは、麻薬王サンチェスを逮捕する。しかしサンチェスは、仲間のクレストの手で脱走し、フェリックスに瀕死の重傷を負わせ、彼の新妻を殺してしまう。そんなサンチェスに対して堅く復讐を誓うボンドだったが、彼の上司「M」は、事件への関与を止めるよう忠告する。それに同意しないボンドは、殺しの許可証を奪われ、孤独な戦いを強いられることになる。ボンドは、パイロットのパムと共に、イストマス・シティへ飛び、元英国情報部員の肩書きを利用してサンチェスに近づいてゆく。そして、クレストを裏切り者に仕立てあげることで組織に入り込んだボンドは、サンチェスが麻薬をガソリンに溶かし、運び出そうとしていることを知るのだった・・・。

ラストのタンクローリーでのチェイス・シーンは手に汗を握る。
殺し屋ダリオ役で、若きベニチオ・デル・トロが出演している。
ジョン・グレン監督作品。
評価:★★★★★
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消されたライセンス (アルティメット・エディション) [DVD]

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by movie4life | 2009-05-15 00:05 | サ行
007シリーズの第15弾。4代目ジェームズ・ボンドをティモシー・ダルトンが演じる。
ソ連高官のコスコフが亡命を希望したため、ボンドはチェコに飛ぶ。美人狙撃者カーラの妨害にあいながらも、亡命は無事成功する。コスコフから、KGB長官プーシキンが西側スパイ暗殺計画を進めているとの情報を得るが、コスコフを何者かに誘拐されてしまう。プーシキン暗殺命令を受けたボンドであったがウィーンでカーラと出会い、国際武器商人ウィテイカーがコスコフとつながりがあることを知る。彼らはアフガニスタンの麻薬で、巨万の富を築くことを計画していたのだった・・・。

ボンド役がティモシー・ダルトンになり、エンタテインメント路線から初期のスパイアクション路線に立ち返った。ラストの空中アクションも、かなり迫力がある。
ジョン・グレン監督作品。
評価:★★★★★
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リビング・デイライツ (アルティメット・エディション) [DVD]

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by movie4life | 2009-05-15 00:04 | サ行

007/美しき獲物たち

007シリーズの第14弾。3代目ジェームズ・ボンドをロジャー・ムーアが演じる。
英国が開発した防衛システムに不可欠のマイクロチップが奪われる事件が発生。調査に乗り出したボンドは、石油とエレクトロニクス、そして競馬で巨万の富を築き上げた大富豪ゾリンの存在を知る。事件の真相を探るボンドは、サンフランシスコ郊外の地質に関する資料を、ゾリンが入手したことを知る。ゾリンは電子科学の分野を制圧するために、シリコン・バレーの地下鉱山で爆発を起こし、街を水没させることを計画していたのだった・・・。

ゾリン役のクリストファー・ウォーケン、メーデー役のグレース・ジョーンズが悪役を怪演している。
ジョン・グレン監督作品
評価:★★★★★
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美しき獲物たち (アルティメット・エディション) [DVD]

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by movie4life | 2009-05-15 00:03 | サ行

007/オクトパシー

007シリーズの第13弾。3代目ジェームズ・ボンドをロジャー・ムーアが演じる。
宝石の密輸事件を追っていたボンドは、インドの王族カマルとソ連のオーロフ将軍の存在を知り、インドへ飛ぶ。カマルにはオクトパシーというサーカス団のオーナーのパートナーがいた。ドイツへ飛んだボンドは、一味がカールマルクスシュタットで宝石を偽物とすり替え、オクトパシー・サーカスを利用して国境を越えようとしていることを知る。しかし、カマルとオーロフの真の狙いは、次の目的地フェルトシュタットのNATOのアメリカ軍基地で核弾頭を爆破させることだった・・・。
ジョン・グレン監督作品。
評価:★★★★★
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by movie4life | 2009-05-15 00:02 | サ行