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おすすめ映画のレビュー・批評やランキングを紹介します!!過去に観た映画のレビューも追加していきます。お楽しみに!


by movie4life
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春のソナタ

エリック・ロメール監督の「四季の物語」シリーズの第1作。
高校の哲学教師のジャンヌは、自分の部屋をいとこに貸している上、恋人も出張中で行き場がない。彼女は、パーティーで偶然ピアニスト志望のナターシャと出会い、彼女の家で居候になる。ナターシャの父のイゴールは彼女と同年代の恋人エーヴと同棲中。しかし、エーブを気に入っていないナターシャは、知的なジャンヌを父の恋人にと画策するが・・・。

男女4人の微妙な人間関係を、巧みなセリフ回しで描いている。春らしい映像の美しさも印象的。
評価:★★★★★
春のソナタ_c0186202_22124156.jpg
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# by movie4life | 2009-04-04 00:08 | ハ行

緑の光線

緑の光線_c0186202_1023313.jpgエリック・ロメール監督の「喜劇と格言劇」シリーズの第5作。
夏のパリ。オフィスで秘書をしているデルフィーヌに、7月に入って間もない頃、ギリシア行きのバカンスを約束していた女友達から、急にキャンセルの電話が入り、夏のバカンスを1人で過ごすことになってしまう。女友達の1人が彼女をシェルブールに誘ってくれるが、シェルブールでは独り、海を見つめているばかり。太陽はまぶしく海は澄み渡っているが、デルフィーヌの心は晴れない。恋に恋する彼女の理想は高く、昔からの男友達も、新たに現われた男性もなんとなく拒んでしまう。題名の「緑の光線」とは日没の際、一瞬見えると言われる光のこと。それを見た者は幸福を得られると言われており、主人公は愛する人と共にその光を見るのを夢見ているのだが・・・。

夏のバカンスを1人で過ごすことになった彼女の寂りょう感が、海や山をさすらう姿を通じて切々と迫ってくる。
初めて駅で出会った青年と意気投合して、自分から散歩に誘う彼女。海辺を歩く2人の前に、太陽が沈む瞬間、緑の光線が放たれるラストは最高!
ちなみに本作のことわざは、「ああ、心という心の燃えるときよ来い」とのこと。
評価:★★★★
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# by movie4life | 2009-04-04 00:07 | マ行

満月の夜

満月の夜_c0186202_22361544.jpgエリック・ロメール監督の「喜劇と格言劇」シリーズの第4作。
真冬のパリ。恋多き女室内装飾家ルイーズは、郊外で真面目なレミと暮らしていたが、束縛を嫌う彼女はパリに自分だけの部屋を持つ。ある晩、既婚のボーイフレンドのオクターブと出かけた、とあるパーティでバスチアンという美青年と知り合う。2人はルイーズの部屋でベッドを共にするが、さすがに後ろめたい気持ちになって、まだ暗いうちにこっそりと彼女は部屋を抜け出す。彼女は朝一番の電車でレミの元に帰るが、レミの姿はなく、しばらくして帰ってきたレミから意外な告白をされるのだった・・・。

本作公開後2ヵ月して急逝したルイーズ役のパスカル・オジェが、知的なブルジョワ女性を演じきっている。インテリアデザイナー役で登場している彼女だが、グレーがかった色彩がとてもシックなアパートの装飾も、彼女自身が担当したらしい。洗練されたセリフの数々がパリの空気を醸し出している。
ちなみに本作のことわざは、「二人の妻を持つ者は心をなくし、二つの家を持つ者は分別をなくす」とのこと。
評価:★★★★★
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# by movie4life | 2009-04-04 00:06 | マ行

海辺のポーリーヌ

エリック・ロメール監督の「喜劇と格言劇」シリーズの第3作。
15歳のポーリーヌと魅力的な従姉のマリオンは、バカンスにノルマンディを訪れる。物語はこの2人にマリオンの昔の恋人ピエールやピエールの知り合いのアンリ、ポーリーヌがビーチで知り合った少年シルヴァン、キャンディ売りの娘ルイゼットらが加わり、恋のやりとりが展開していく・・・。

ポーリーヌ役のアマンダ・ラングレの、はちきれそうな若さと可愛らしさが印象的。
私が初めて観たエリック・ロメール監督の作品で、フランスのバカンスって、美しい海でゆったりと過ごせていいなぁと憧れたことを覚えている。
ちなみに本作のことわざは、「言葉多き者は災いの元」とのこと。
評価:★★★★
海辺のポーリーヌ_c0186202_22164339.jpg
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# by movie4life | 2009-04-04 00:05 | ア行

美しき結婚

美しき結婚_c0186202_20314350.jpgエリック・ロメール監督の「喜劇と格言劇」シリーズの第2作。
パリで美術史を学ぶサビーヌは不倫相手シモンに嫌気がさし、結婚しようと心に決める。彼女には相手のあてなどなかったが、親友のクラリスからの「結婚は愛する人とするもの」という忠告も耳には入らなかった。そんな中、クラリスに紹介された彼女の従兄弟エドモンは35歳独身で弁護士と理想にぴったりの相手だった・・・。

サビーヌ役のベアトリス・ロマンの猪突猛進ぶりには思わず苦笑してしまう。
ちなみに本作のことわざは、「どんな心も 野で獲物を追い、空中に楼閣を建てる」とのこと。
評価:★★★★★
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# by movie4life | 2009-04-04 00:04 | ア行