おすすめ映画のレビュー・批評やランキングを紹介します!!過去に観た映画のレビューも追加していきます。お楽しみに!


by movie4life
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タグ:ミステリー ( 21 ) タグの人気記事

セントアンナの奇跡

1983年、ニューヨーク。ある日、定年間近の郵便局員が、切手を買いに来た男を、突然射殺する事件が発生。彼の部屋からは、行方不明になっていた歴史的に重要なイタリアの彫像が発見される。2人の間に何があったのか?謎を解く鍵は、1944年のトスカーナにあった。
第二次世界大戦下のイタリア。アメリカの黒人部隊「バッファロー・ソルジャー」が、最前線でナチスと戦っていた。そのさなか、リーダーのスタンプス、いつも自分勝手なビショップ、無線兵でイタリア語が堪能なヘクター、心優しいトレインの4人は、アンジェロという1人の少年を救ったために敵陣で孤立してしまう。アンジェロの手当てのため、4人はトスカーナの小さな村へ身を寄せる。まさか、言葉も通じない土地で、人種の壁を超え、村人達と強い絆で結ばれるとは知らずに。そして、その絆が、彼らの運命を大きく変えるとは思いもせずに・・・。

スパイク・リー監督がイタリアでの史実をヒントに綴られた同名小説を映画化した戦争ドラマ。
4人の若き黒人兵を、スタンプス役のデレク・ルーク、ビショップ役のマイケル・イーリー、ヘクター役のラズ・アロンソ、トレイン役のオマー・ベンソン・ミラーが、それぞれ好演している。
アンジェロ少年役のマッテオ・シャボルディは、本作がデビュー作。5000人の中から選ばれた彼が、物語の鍵を握る少年を演じる。
4人が訪れる村の老人ルドヴィコ役を、イタリアの名優オメロ・アントヌッティが演じている。

オープニングでのバッファロー・ソルジャーとナチスとの激しい戦闘シーン、セントアンナでのナチスによる民間人の大虐殺のシーンは強烈な印象を残す。
しかし、それ以上に印象的だったのは、黒人部隊を指揮する無能な白人の上官と、黒人兵たちを温かく迎え入れる白人のイタリア村民との対比である。4人の黒人兵たちが、自分の国ではなく、他国で初めて人間らしく扱われるという描写は、リー監督が一貫して描いてきた黒人としての視点を強く感じた。

そして、もう一つの視点として感じたのは、「人の命」に対する描写である。戦時中、自軍の兵士の命を軽く扱うアメリカ軍の上官もいれば、敵の命を救うナチスの兵士もいるということに、いかなる状況下においても、「人は人間性を失ってはいけない」という、リー監督の強いメッセージを感じた。

人が人間性を失わなかった結果、ラストで訪れる「美しい奇跡」には、感動せずにいられなかった。
評価:★★★★
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by movie4life | 2009-08-03 00:06 | サ行

ウディ・アレンの影と霧

1920年代、ヨーロッパのとある町で、連続殺人事件が発生した。折り悪く、町にサーカス団がやってくる。女芸人アーミーは、浮気した恋人のピエロとケンカ別れしてサーカス団を飛び出し、娼館に転がり込む。そこで、一途な大学生ジャックに抱きたいと迫られ、渋々承知する。だが、アーミーは娼婦として警察に検挙されてしまう。そこで、うだつのあがらない事務員クライマンと出会い、2人の間には奇妙な友情が芽生える。ところが、ひょんなことからクライマンに連続殺人犯の容疑がかかり・・・。

ミステリアスな連続殺人事件と、それに巻き込まれた人々の人間模様を描いたウディ・アレン監督・主演作品。
クライマン役をウディ・アレンが、サリー役をミア・ファローが演じている。
ピエロ役をジョン・マルコヴィッチ、ピエロの浮気相手役をマドンナ、娼婦役をジョディ・フォスター、キャシー・ベイツ、リリー・トムリン、ジャック役をジョン・キューザックと、豪華なキャストが共演している。

アレン監督が、完璧なセットと陰影に満ちたモノクロ撮影で、フリッツ・ラングらドイツ表現派の映像美に挑んだ野心作。
ミステリーというか、コメディというか、不条理劇というか、ジャンル分けするのが難しい作品であり、あえてジャンル分けするならば、やっぱり「ウディ・アレン監督作品」ということになるのだろう。
評価:★★★★★
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by movie4life | 2009-06-29 00:11 | ア行

チェンジリング

1928年、ロサンゼルス。シングルマザーのクリスティン・コリンズは、9歳の息子ウォルターと暮らしていた。ある土曜日、彼女は休暇を返上して、ウォルターをひとり家に残したまま仕事へ向かう。やがて夕方、彼女が帰宅すると、ウォルターは忽然と姿を消していた。警察に通報し、翌日から捜査が始まる一方で、自らも懸命に息子の消息を探すクリスティン。
5ヵ月後、ウォルターがイリノイ州で見つかったという朗報が入る。ロス市警の演出によって報道陣が集まる中、列車で帰ってくる我が子を駅に出迎えるクリスティン。だが、列車から降りてきたのは、ウォルターとは全くの別人だった。
息子だと言い張る少年。クリスティンの訴えを聞き入れない警察。一体ウォルターはどこへ消えたのか?息子をこの手で抱きしめるまでは決して諦めないと誓い、市長や警察機構を告発し闘うクリスティンに、恐るべき報せが届く・・・。

クリスティン役のアンジェリーナ・ジョリーは、やみくもに誰かを責めたり、攻撃したりするようなことはしない。本作ではその情熱的な眼差しで「息子は必ず生きている」という揺るぎない信念を、強く表現している。その母親の愛情の強さが、観る者に深い感動を与えている。

本作の映像は、くすんだ灰青色を基調としており、暴力と腐敗にまみれた、当時のロサンゼルスの空気が伝わってくるようであった。特に、精神病院での閉塞感、事件現場となった養鶏場の荒涼とした雰囲気は秀逸である。

本作は、実在のウォルター・コリンズ失踪事件をもとにした、クリント・イーストウッド監督による実話の映画化である。主人公のクリスチャンは、精神病院での悪夢、警察の腐敗の糾弾、そして裁判といった過酷な運命を辿っていく。しかし、最近のイーストウッドの映画と同様、本作でも監督の視点には揺るぎがなく、観客に過去に起こった事実を突きつけてくる。それは、あたかも「あなたがクリスティンの立場だったら、どうしますか?」と、問いかけられているように私には感じた。

公園で子供たちだけで遊ばせることができず、通学には防犯ベルを持たせることが当然となってしまった現在の日本。このような日本にしてしまった責任は、私たち1人ひとりにあるのではないだろうか。
隣近所の苗字や、子供の名前を知っているだろうか?家族構成を知っている家が、何軒あるだろうか?
他人への無関心、人と人とのコミュニケーション不足が、現在の日本の状況の原因の根底にあると思う。私は、近所の人との挨拶、自治会の活動や学校行事への参加といった、自分が出来るちょっとした行動を通じて、少しでもそういった状況を改善していきたいと、本作を観て感じた。

最後に、今なお誘拐の被害者となり苦しんでおられる家族の方々に、一日も早く心の平安が訪れることを切に願い、本レビューを終わりたいと思う。
評価:★★★★
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by movie4life | 2009-05-31 00:18 | タ行

ミスティック・リバー

ボストンのイーストバッキンガム地区。ジミー、デイブ、ショーンの3人は、少年時代を共に過ごした幼なじみだった。ある日、いつものように3人が路上で遊んでいると、警官を装った誘拐犯が現れ、デイブだけを連れ去り、監禁し陵辱する。数日後、デイブは無事保護されるが、それ以来3人が会うことはなくなった。
それから25年後、ジミーは一度は犯罪社会に身を置いたが今は雑貨店経営者に、デイブは平凡な家庭人に、ショーンは刑事になっていた。そんなある日、ジミーの19歳になる娘が死体で発見される。捜査にはショーンと、相棒のホワイティーがあたることとなり、一方、ジミーは犯人への激しい怒りを募らせていった。やがて、捜査線上で容疑者として浮かび上がってきたのは、デイブだった・・・。

人気作家デニス・ルヘインのベストセラー小説を、クリント・イーストウッド監督が映画化した、重厚なミステリー・ドラマ。
ジミー役のショーン・ペンは、本作でアカデミー賞主演男優賞を受賞している。娘を失った悲しみから、狂気を暴走させていく父親役を、鬼気迫る演技で熱演している。
デイブ役のティム・ロビンスは、本作でアカデミー賞助演男優賞を受賞している。痛ましいトラウマを抱え続け、それが悲劇へと繋がって行く男を演じる。
ショーン役のケヴィン・ベーコンは、少年時代の友人2人の間で、真相を追究していく刑事役を好演している。
ジミーの妻アナベス役のローラ・リニーの夫を信じ正当化する妻と、デイブの妻セレステ役のマーシャ・ゲイ・ハーデンの夫を信じきれなかった妻の対比が素晴らしい。

暴力の連鎖が生む不条理も、人間の心の闇も、全てを川の底に沈めて、「ミスティック・リバー」は今日も流れていく。どうしようもなく絶望的な、悲しみを湛えた名作である。
2004年度 キネマ旬報ベストテン 第1位。
評価:★★★★
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by movie4life | 2009-05-31 00:14 | マ行

真夜中のサバナ

ジョージア州サバナ。ジャーナリストのジョン・ケルソーは、豪邸に住む骨董商ジム・ウィリアムズが、毎年開くクリスマス・パーティの取材のため、当地を訪問する。ところがその晩、屋敷に出入りしていた青年ビリー・ハンソンが銃殺され、ジムが殺人容疑で逮捕されてしまう。そしてジョンは、皆どこか変わっているサバナの住人たちに、強い興味を覚え始めていた・・・。

クリント・イーストウッド監督が、「北米一美しい町」といわれるサバナで、実際にあった殺人事件とその裁判の様子を描いたサスペンス。
ジョン役のジョン・キューザック、ジム役のケヴィン・スペイシー、そしてビリー役には「リプリー」でブレイクする前のジュード・ロウが出演している。
この映画の原作出版後、美しい観光地だった町は、「ミステリアスな場所」として知られるようになる。「ハエを頭に飼っている元科学者」「いくども中絶費用をせしめているドラッグ・クイーン」「人の家の窓を金槌で割って歩くおばあさん」「首輪だけの見えない犬を散歩させる老人」など、これらの不思議な人々が、すべて実在の人物であるという。
イーストウッドは、本物のジムの家で撮影を行い、原作にも登場したサバナの住民本人たちを映画に出演させることで作品にリアリティを与えている。中でも実在のドラッグ・クイーン、ザ・レディ・シャブリは強烈な印象を残す。
美しくも妖しい町で、実際に起こった物語の映画化である。
評価:★★★★★
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by movie4life | 2009-05-31 00:12 | マ行

JFK

1963年11月22日、テキサス州ダラスで、第35代大統領ジョン・F・ケネディが暗殺される。暗殺後2時間も経たないうちに、警官殺しの容疑で逮捕されたリー・ハーヴィー・オズワルドが大統領暗殺の犯人と発表され、さらにオズワルド自身がダラス警察本部の駐車場で、ナイトクラブ経営者ジャック・ルビーにより射殺される。ジョンソン大統領が、事件を調査すべく設置したウォーレン委員会の出した結論は、オズワルドの単独犯行というものであった。
そして3年後、ニューオリンズの地方検事ジム・ギャリソンは、オズワルドの不可解な死に疑問を抱き、暗殺事件の秘密調査を始める。真の犯人は誰なのか?そしてその動機は?ギャリソンは炎のような執念で事件の核心に迫っていく・・・。

いまだその真相が明らかにされていないケネディ大統領暗殺事件。その謎に、オリヴァー・ストーン監督が地方検事ジム・ギャリソンの著書をもとに挑んだ問題作。
ギャリソン役のケヴィン・コスナーが、真相究明に挑む検事役を、その清廉なイメージで熱演している。
シシー・スペイセク、ジョー・ペシ、ゲイリー・オールドマン、トミー・リー・ジョーンズ、ジャック・レモン、ウォルター・マッソー、ドナルド・サザーランド、ケヴィン・ベーコン、ジョン・キャンディといった一流のキャストたちが、共演者としてストーリーを盛り上げている。

3時間を超える大作を、大量のドキュメンタリー・フィルムを織り交ぜながら、観客を最後まで飽きさせないストーン監督の手腕は見事である。
全ての真相が明らかになるのは、非公開の極秘文書が公開される2039年まで待たなければならない。
なお、この映画に興味を持たれた方には、落合信彦著「2039年の真実」をおすすめする。
1992年度 キネマ旬報ベストテン 第9位。
評価:★★★★★
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by movie4life | 2009-05-22 00:06 | サ行

ファーゴ

1987年冬、ミネソタ州ファーゴ。多額の借金を抱える自動車ディーラーのジェリーは妻ジーンを偽装誘拐して、会社のオーナーでもある義父のウェイドから身代金を騙し取ろうと企てる。ところが誘拐を請け負った2人組カールとゲアが警官と目撃者を射殺してしまう。女性警察署長のマージが殺人事件の捜査に乗り出すが、事件は思わぬ方向へと展開していく・・・。

妊娠中の女性警察署長マージ役のフランシス・マクドーマンドは、本作でアカデミー賞助演女優賞を受賞している。この映画で唯一のハートウオーミングなキャラクターであり、2人組の残した証拠を元に、真犯人を追及していく。
誘拐犯カール役のスティーヴ・ブシェミは、今までも奇妙な役での出演作品が多いが、本作ではことさらその「変な顔」が強調されていて可笑しい。
もう1人の誘拐犯ゲア役のピーター・ストーメアは、無口ですぐにキレる殺人犯役で強烈な印象を残す。
偽装誘拐を企てるジェリー役のウィリアム・H・メイシーは、情けない男の役を、とことんまで情けなく演じている。

ストーリーの面白さ、キャラクターの可笑しさ、陰惨さとユーモアと悲哀が見事に同居した傑作である。
ジョエル・コーエン監督作品。
1996年度 キネマ旬報ベストテン 第4位。
評価:★★★★
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by movie4life | 2009-04-11 00:06 | ハ行
カリフォルニアのサン・ペドロ埠頭で起こった大爆破。コカイン取引現場から強奪を狙った一味と犯罪組織の争いが原因らしい。27人が死亡し、大量のコカインと9100万ドルが消えた。関税特別捜査官クイヤンは、ただ一人無傷で生き残ったキントから尋問する。キントは、事件を操っているのは、伝説の大物ギャング「カイザー・ソゼ」であることを告げる。ソゼの企みによって、5人が偶然のごとく、別事件の容疑者として拘置所に集められたというのだ。その5人とは、元汚職警官のキートン、マクマナスとフェンスターの強盗コンビ、爆破の専門家ホックニー、そして詐欺師のキントだった。しかし、爆破によって死体は判別不能で、キートンは行方不明。ソゼの生死も定かではない。果たしてカイザー・ソゼとは何者なのか?大金とコカインの行方は?

タイトルの「ユージュアル・サスペクツ」とは、「常連の容疑者たち」という意味である。この映画の魅力は数多くあるのだが、本当の核心の面白さを、どう伝えるかは難しい。
キャストは、キートン役のガブリエル・バーン、マクナマス役のスティーヴン・ボールドウィン、フェンスター役のベニチオ・デル・トロ、ホックニー役のケヴィン・ポラック、キント役でアカデミー賞助演男優賞を受賞したケヴィン・スペイシー、クイヤン役のチャズ・パルミンテリ、それ以外にもスージー・エイミス、ジャンカルロ・エスポジート、ダン・ヘダヤ、ピーター・グリーンといった、そうそうたるクセ者ぞろいのメンバーである。
当時2作目だったブライアン・シンガー監督と脚本のクリストファー・マッカリーの驚愕の映像マジックに酔いしれて欲しい。
この最高にスタイリッシュな作品を超えるクライマックスの作品は「ない」と断言しよう。
1996年度 キネマ旬報ベストテン 第7位。
評価:★★★★★
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by movie4life | 2009-03-17 00:01 | ヤ行

天使と悪魔

大ヒット作「ダ・ヴィンチ・コード」の続編。
ハーヴァード大学の宗教象徴学者ロバート・ラングドン教授は、ヴァチカンから思いがけない協力要請を受ける。秘密結社イルミナティが、ヴァチカンを窮地に陥れているというのだ。17世紀、ヴァチカンの科学者への弾圧の陰で、ガリレオを中心に結成されたイルミナティは、400年前に消滅したものと思われていた。しかし彼らは、コンクラーベ(教皇選挙)に乗じて復活を果たしたのだ。最有力候補の枢機卿4人を誘拐し、1時間ごとに殺害すると予告。その上ヴァチカン全体を爆破するため、スイスのCERN(欧州原子核研究機構)から、恐るべき破壊力を秘めた「反物質」を盗み出していた。CERNの科学者ヴィットリア・ヴェトラと協力して、ラングドンは事件解決に乗り出すが・・・。

ダン・ブラウンのベストセラー小説を、再びロン・ハワード監督が映画化した超大作ミステリー。
ラングドン役のトム・ハンクスが、前作以上に時間と戦いながらローマ中を縦横無尽に走り回っている。
ヴィットリア役のアイェレット・ゾラーが、ラングドンのよきサポート役に徹しており、好感が持てた。前作は、ラングドンとソフィー役のオドレイ・トトゥとのうんちく合戦で、観ていて疲れてしまった。
カメルレンゴ役のユアン・マクレガー、スイス衛兵隊隊長リヒター役のステラン・スカルスガルド、さらにシュトラウス枢機卿役のアーミン・ミューラー=スタールのいずれもが「悪役顔」で、「こいつが真犯人やろう」と思って鑑賞していたが、私の予想は外れてしまった。キャスティングの勝利である。

「宗教と科学の対立」という深いテーマが本作の鍵のはずだったが、そのテーマにはあまり触れられることなく、スリルとサスペンスが中心で、単純に手に汗握る展開は、娯楽作として前作以上に楽しめた。
事件のほとんどが、ローマという限られたエリア内で起こるという設定も、本作が前作よりわかりやすくなっている理由ではなかろうか。
それにしても、「ラングドンがずっと走っていたなぁ」というのが正直な感想である。

ちなみに、メインテーマの「宗教と科学の対立」についてであるが、ローマ・カトリック教会が、ガリレオの地動説有罪の誤りを認めたのが1992年、ダーウィンの進化論の一部を認めたのが1996年だというのだから、宗教とは奥が深い・・・。
評価:★★★★★
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by movie4life | 2009-03-01 00:13 | タ行

ダ・ヴィンチ・コード

ある日、ルーヴル美術館で館長のジャック・ソニエールが殺される。遺体の周りには不可解な暗号が残されていた。パリに滞在していたハーヴァード大学教授ロバート・ラングドンはフランス司法警察のべズ・ファーシュ警部に捜査協力を求められる。早速暗号の解読を始めるラングドンだったが、そこへ暗号解読官のソフィー・ヌヴーが現われる。彼をトイレへと呼び出したソフィーは、現場にソニエールと会う約束をしていたラングドンの名前が残されており、彼が第一容疑者であることを伝える。彼が無実だと信じるソフィーは、事件解決のため2人で現場を逃亡するのだった・・・。

ダン・ブラウンのベストセラー小説を、ロン・ハワード監督が映画化した超大作ミステリー。
ラングドン役のトム・ハンクスと、ソフィー役のオドレイ・トトゥが、殺人事件の真相究明に奔走する2人を演じている。
名画に隠された謎解きの過程は面白いが、それぞれのキャラクターの描きこみが不足しており、登場人物に感情移入しにくい。原作に大変ボリュームがあり、映画化した場合にはやむを得ないのかもしれないが1本の映画作品としては少し残念な気がする。
評価:★★★★★
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THE DA VINCI CODE

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by movie4life | 2009-03-01 00:12 | タ行